三井物産など、アンゴラLNGプロジェクトから新造船の長期定期傭船契約内示を受領
アンゴラLNGプロジェクトよりLNG船長期定期傭船契約の発注内示を受領
当社、日本郵船株式会社の100%出資会社NYK Bulkship (Europe) Ltd社 及び Teekay Corporation社の3社コンソーシアムは、米国シェブロン社、アンゴラ国営石油会社等が開発するアンゴラLNGプロジェクトより、新造LNG(液化天然ガス)船4隻の長期定期傭船契約(20年間)の発注内示を受けました。今後、9月末を目処に正式契約に調印の上、3社コンソーシアムは4隻の新造LNG船を発注する予定です。
アンゴラLNGプロジェクトは、米国石油メジャーのChevronが開発を担当し、アンゴラ国営石油(Sonangol)、BP、TOTALと共に出資するアンゴラ国における初のLNG生産・販売プロジェクトで、2011年から年間約500万トンのLNGを主に米国に輸出・販売する予定です。
アンゴラは、日量140万バーレル(2006年度)の原油を生産する、アフリカサハラ以南でナイジェリアに次ぐ第2位の原油輸出国です。本アンゴラLNGプロジェクトは、原油生産時に随伴抽出され、これまで洋上で焼却処理されていた天然ガスを原料として、液化天然ガスを生産する画期的なプロジェクトです。天然資源を有効活用して天然ガスというクリーンエネルギーを生産する、環境に配慮した取組み意義の高いプロジェクトとなります。
当社は、世界各地でLNGの生産・輸送・販売事業に1980年代より取組んでおり、本件により、これまでのChevron社・TOTAL社・BP社等との関係を更に強化します。今回、当社はLNGの輸送事業において初めてコンソーシアム内で最大シェアを取り、主幹事として本件の受注内示に至りました。今後共、世界各地にて、環境に優しいLNG輸送ビジネスの拡大に努めます。
【契約概要】
◆アンゴラLNGプロジェクト
出資者:Chevron(米)、アンゴラ国営石油会社、BP(英)、Total(仏)の各子会社
位 置:アンゴラ 北西部ソヤ(Soya)市に近いザイア地区 (Zaire province)
予想埋蔵量:10.5兆立方フィート
供給数量:500万トン/年
供給開始:2011年
【輸送契約概要】
建造船型:積載容量160,400m3のメンブレン型LNG新造船 4隻
発注予定者:当社34%、NYK Bulkship (Europe) Ltd社33%、Teekay33%出資の海外籍特別目的会社
完工時期:2011年予定
用船期間:完工後20年間
ご注意:
本発表資料には、将来に関する記述が含まれています。こうした記述はリスクや不確実性を内包するものであり、経営環境の変化などにより実際とは異なる可能性があることにご留意ください。また、本発表資料は、日本国内外を問わず一切の投資勧誘またはそれに類する行為を目的として作成されたものではありません。