日本ベーリンガーインゲルハイム、神戸ポートアイランドに新医薬研究所を建設
新医薬研究所の建設予定地である神戸市と正式に契約締結
-10月に新研究所建設開始-
日本ベーリンガーインゲルハイム(本社:兵庫県川西市、社長:大澤昭夫)は、同社の医薬研究所の移転先(神戸ポートアイランド)である神戸市と新医薬研究所の建設予定地の借地人となる鹿島リース株式会社(本社:東京都港区、社長:吉村健一)が定期借地契約を本日締結されたことを発表しました。神戸医療産業都市構想を展開するポートアイランド(第2期)にある土地の借地権を鹿島リース社が取得し、同土地に日本ベーリンガーインゲルハイムが使用する新研究所が建設される予定です。2007年10月1日に建設工事を開始し、翌年9月に竣工、10月から稼動開始の予定です。
<日本ベーリンガーインゲルハイム 新医薬研究所 外観完成予想図>
※添付資料を参照
ベーリンガーインゲルハイムは、ドイツ、オーストリア、米国、カナダ、イタリア、アルゼンチン及び日本に主要研究所を持ち、グローバルで連携した研究開発体制の強化を進めています。医療用医薬品(薬価ベース)の売上成長率が2年連続第1位になるなど(日本の製薬企業上位20社中)、グループ内での日本の役割の重要性が益々増してきています。日本ベーリンガーインゲルハイムは、国内での組織力の強化の為に2008年4月までに本社を東京に移転する計画で、川西拠点の閉鎖に伴って研究所機能を神戸に移転する予定です。
ポートアイランド(第2期)は、政府により「先端医療産業特区」に認定されており、医療産業の規制緩和が進められています。先端医療のクラスター化が進められており、エリア内には100社を超える医療関連企業が進出しており、臨床試験支援などの環境が整備されてきています。また、現研究所員にとっての利便性が高く、日本本社や海外の研究所との連携がし易い拠点となります。
【新医薬研究所進出概要】
名称: 日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社 神戸医薬研究所
所在地: 神戸市中央区港島南町6丁目7番5 [ポートアイランド(第2期)]
用地面積: 7,000.02m2 [商業地域]
契約内容: 神戸市と鹿島リース社との事業用借地権(賃借権)設定契約
着工時期: 2007年10月
竣工時期: 2008年9月予定
延床面積: 7,377.20m2 (鉄筋6階建)
従業員数: 約100名
<ベーリンガーインゲルハイムについて>
ドイツのインゲルハイムに本拠を置くベーリンガーインゲルハイムグループは、世界でトップ20の製薬企業の一つで、2006年度の売上高はおよそ106億ユーロ(約1兆5,500億円)になりました。1885年の設立以来、人々の健康および保健医療の向上に寄与すべく、世界各国の市場に革新的な医薬品を送り出してきました。2006年度は医療用医薬品売上高の5分の1を投資するなど、研究・開発投資に注力しています。
日本ベーリンガーインゲルハイムは同グループの一員として、日本で40年以上にわたる企業活動を展開してきました。グローバルな研究・開発の一翼を担う川西医薬研究所や、国内向けの生産拠点として山形工場を擁し、呼吸器、循環器、中枢神経、消化器などの疾患領域で有用な医薬品を提供しています。
*ベーリンガーインゲルハイムについての詳細情報は:
www.boehringer-ingelheim.com(ベーリンガーインゲルハイムグループ)
www.boehringer-ingelheim.co.jp(日本ベーリンガーインゲルハイム)
からご覧いただけます。