みずほコーポレート銀行、マレーシアの銀行と売掛債権買取業務で提携
マレーシア/メイバンクと協働によるマレーシアでの売掛債権買取業務の取扱開始について
株式会社みずほコーポレート銀行(頭取:齋藤宏)とマレーシア最大手の銀行であるマラヤンバンキングベルハッド(Malayan Banking Berhad、以下メイバンク。頭取:Datuk Amirsham A Aziz)は、売掛債権買取業務の提携に関する業務協力締結書に調印いたしました。
当行は、メイバンクと既に包括的な業務提携を行っており、同行内にジャパンデスクも設置しておりますが、今回、個別サービスにおける業務提携具体化の1 つとして、売掛債権買取業務の協働スキームを開発したものです。
マレーシアでは従来、ローン・社債といった伝統的な資金調達が主流であり、売掛債権を使ったアセットファイナンスは非常に稀でしたが、今回の業務提携により、両行のお取引先は、資金調達手段の多様化とともに、売掛債権リスクヘッジやバランスシートの圧縮などを実現することが可能になります。これまで当行は、ライセンス上、単独ではマレーシアリンギット建て債権の買取ができない等の制限がありましたが、メイバンクと連携することにより、外貨建て債権のみならず、マレーシアリンギット建て債権の買取サービスも提供可能となりました。
一方、メイバンクも、過去ノンリコースでの売掛債権買取の実績はなく、本件は当行ラブアン支店とメイバンクの双方にとって新規ビジネスとなります。
マレーシアにおいて、邦銀が地場銀行と提携して売掛債権買取業務を提供するのは初めてであり、双方の顧客基盤と与信能力の活用が可能となることから、当分野におけるビジネス拡大が見込まれます。
本業務提携に伴い、当行は、今まで以上に幅広いお取引先のニーズにお応えできると考えており、引き続き新たなビジネスの展開・拡充を目指す日系企業のお取引先に対し、更にレベルの高いサービス提供を目指したいと考えております。
以上