トヨタ、乗員の心地良さを追求した「快適温熱シート」を開発
トヨタ自動車、乗員の心地良さを追求した「快適温熱シート」を開発
トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)は、乗員の快適さと心地良さを追求し、新しい機能を備えたシートヒーター「快適温熱シート」を開発し、本月発売予定の新型車を皮切りに、採用を拡大していく。
「快適温熱シート」は、人間工学の見地から、シートヒーターの配置と温度分布を見直したものである。具体的には、長時間座っていると負担のかかりやすい肩にあたる部分にもヒーターを配置、さらに、従来のシートヒーターは温度設定が均一であったのに対し、負担のかかりやすい肩や腰、寒い日や冷房使用時に冷えやすい下肢をより効果的に温めるために、箇所に応じて設定温度を見直した。これらにより、長時間乗車する際も、より快適な乗り心地を実現している。
さらに、温度調節機能の採用により、冬場のみならず、夏場の冷房使用時など、オールシーズン使用できる。
トヨタでは、モノづくり、クルマづくりを通して社会に貢献することを目指し、地球環境・安全への対応はもとより、より快適で使いやすいクルマづくりに取り組んできた。
トヨタ独自の基準で策定したユニバーサルデザイン評価指標の活用、世界初の花粉除去モード付オートエアコンの採用等が取り組みの一例であり、今後も、人へのやさしさ、使いやすさを追求した技術開発に積極的に取り組んでいく。
*2005年1月時点。トヨタ調べ
【ヒーターの加温箇所】
※ 関連資料参照
<参考>シートヒーターOFF 10分後のサーモグラフィーによる比較(社内データ)
※ 関連資料参照
以上