古河電工、インドのミンダグループと自動車部品合弁会社を設立
印・ミンダグループと自動車部品合弁会社を設立
~マルチ・スズキ社向け等の自動車用ワイヤーハーネスを製造~
古河電気工業はインド有数の自動車部品メーカーグループであるミンダグループ(Minda Group、本社インド・デリー市)と、自動車部品合弁会社ミンダ・フルカワ・エレクトリック(Minda Furukawa Electric Private LTD)を設立しました。新会社はスズキのインド現地法人であるマルチ・スズキ社をはじめとするインドの日系自動車メーカー向けにワイヤーハーネス(組み電線)を製造・販売します。2010年度には売上高約50億円をめざします。
今後は安全装置の一環であるエアバッグ用のステアリング・ロール・コネクタ(SRC)等をはじめとする自動車部品の製造・販売も視野に入れて拡大していきます。
■設立の目的
ミンダ・フルカワ・エレクトリックは、古河電工が保有する設計・開発・製造技術と品質管理能力、一方ミンダグループが得意とするインドでの労務管理能力を合わせて、BRICsの雄であるインド市場に進出している顧客の期待に応えるべく自動車部品事業を展開致します。
新会社は、インドの日系カーメーカー向けを中心に自動車用ワイヤーハーネス及び自動車部品の商圏拡大を図っていきます。
■新会社の概要
会社名 : Minda Furukawa Electric Private LTD.
社長/副社長 : 藤崎 敦(ふじさき あつし)/Hridesh Sharma(ヒリデッシュ シャルマ)
出資比率 : 古河電工グループ51%、ミンダグループ49%
役員構成 : 古河電工グループ 3名/ミンダグループ 2名
資本金 : 3億8500万インドルピー(約11.6億円)
設立 : 2007年8月
操業予定 : 2008年9月
製造拠点(工場) :インド ハリアナ州バワール工業団地内
営業品目 : 自動車用ワイヤーハーネス、自動車部品
■ミンダグループ(Minda Group)概要
インド有数の自動車部品メーカー
設立者 : S.L.ミンダ(S.L. Minda)
本社 : インド・デリー市
グループ総売上 : 約120億インドルピー(約360億円)/年
ミンダグループは1958年に設立されたインド有数の自動車部品メーカーグループです。グループ各社で電装部品、インパネ、スイッチ、キーロック、ランプ等の製造・販売を行っています。ミンダグループとして、インド国内及びドイツ、インドネシアに3500人を超える従業員と32の拠点を有する企業体です。( www.minda.co.in )