横河ディジタル、Windows Embedded CE 6.0デベロッパーズキットを発売
i.MX31L搭載のアットマークテクノ社製「Armadillo-500」をベースにした
Windows Embedded CE 6.0デベロッパーズキットを発売
~ 2007年8月13日より販売開始 ~
横河ディジタルコンピュータ株式会社(本社:東京都府中市、代表取締役社長 石渡誠、以下横河ディジタル)は、i.MX31L(ARM1136JF-Sコア:フリースケール・セミコンダクタ社製)搭載の「Armadillo-500」(アットマークテクノ社製)をベースとした、Windows Embedded CE 6.0デベロッパーズキット「WA5501-AD00-60」を8月13日に発売いたします。
Windows Embedded CE 6.0デベロッパーズキット「WA5501-AD00-60」には、お客様の用途に合わせてBasic版とProfessional版の二種類を用意し、それぞれ「WA5501-AD00-60-Basic」と「WA5501-AD00-60-Professional」として販売いたします。
Basic版には、各種デバイスドライバのバイナリコード(一部ソース)が添付され、Windowsアプリケーションの開発に注力したいお客様向けに、Professional版には、各種デバイスドライバのソースコードが添付され、カスタムI/Oの追加時にソースコードを参考にしたいお客様に最適な商品構成となっております。
【 製品概要 】
ARMプラットフォームボード、BSP(Board Support Package)、Windows Embedded CE 開発ツール(評価版)、ユーザーサポートをセットにした開発キットのため、「すぐに」「安心して」「短期間で」Windows Embedded CE開発を行うことができます。
プラットフォームには、i.MX31L(フリースケール・セミコンダクタ社)を搭載したArmadillo-500(アットマークテクノ社製)を採用しています。
i.MX31Lは、ARM1136JF-Sをコアとした高性能なモバイル・エンターテイメント・プロセッサで、動画再生をはじめさまざまなコンテンツに対応した高度なマルチメディア機器を実現できます。
Armadillo-500は周辺デバイスが搭載されたベースボードとCPUを搭載したCPUボードの2つから構成されており、CPUの集積ゆえのハード設計の難しさは、CPUボードをそのまま採用いただける構造となっており、お客様の開発の負担を軽減させることができます。
【 製品特長 】
デベロッパーズキットを使用することにより、Windows Embedded CE開発者は、Armadillo-500の持つLAN、USB、SD、CFなどの様々なハードウェア資源を使用し、豊富なアプリケーション、マルチメディア、インターネット接続に対応したパフォーマンスの高いコンスーマ機器などのプロトタイプの開発期間を大幅に短縮することができます。また、量産向けモデルとしても使用でき、開発ターゲットと環境を変えることなく、容易に製品へ組み込むことが可能となります。
【 製品構成 】
デベロッパーズキットには、Armadillo-500、BSP、Windows Embedded CE 6.0評価版、および1ヶ月間の無償技術サポートをセットとして、高信頼性・高安全性を追求するRTOSユーザーへご提供します。
i.MX31L用デベロッパーズキット「WA5501-AD00-60」
▼リファレンス・プラットフォーム(Board)
Armadillo-500(アットマークテクノ社製)
※フリースケール・セミコンダクタ社製i.MX31L(ARM1136JF-Sコア)搭載
▼BSP
ブートローダー、カーネル(OAL)、各種ドライバ
※各種ドライバは、WA5501-AD00-60-Basicにはバイナリコード(一部ソース)での提供、WA5501-AD00-60-Professionalにはフルソースコードでの提供
▼開発ツール
Windows Embedded CE 6.0 180日限定評価版
▼無償技術サポート
「Windows Embedded CE デベロッパーズサポートパッケージ」相当の技術サポートを、購入後1ヶ月間ご利用いただけます。
その他、Windows Embedded CE開発者のための各種サービスとして、デベロッパーズサポート、エンジニアリングサポート、開発支援(開発受託)サービス、開発コンサルタントなども行っており、WA5501-AD00-60導入から製品化への支援を行っております。
横河ディジタルコンピュータ株式会社 代表取締役社長 石渡誠のコメント
「昨年11月のWindows Embedded CE 6.0の発表から今日まで、デベロッパーズキット『WA5501-AD00-60』の製品化を進めてまいりました。その間に、ET2006、ESEC2007、ET West 2007およびマイクロソフト社主催のMEDC2007などの各種組込み関連の展示会で参考出品し、多くのお客様からお問い合わせやご要望をいただき、Windows Embedded CE 6.0への期待を実感しております。
当社は今年、マイクロソフト社Windows Embedded Partnerのゴールドパートナーに認定されたこともあり、Windows Embedded CE開発者の支援を使命と考え、組込み市場の発展に貢献してまいります。」
株式会社アットマークテクノ 代表取締役 実吉智裕氏のコメント
「多機能化している昨今の組込み機器開発に対して、当社のArmadillo-500は豊富なインターフェースを持つハードウェアの開発プラットフォームとしてだけでなく、量産向けの組込みCPUボードとしても活用することができます。その上で横河ディジタルコンピュータ社のWindows Embedded CE 6.0の開発ソリューションが提供されることによって、より高い生産性を実現することができます。
今回のデベロッパーズキットは高付加価値な組込み機器を短期間に開発できるソリューションとなり組込み機器開発に貢献できるものと確信しております。」
【 横河ディジタルコンピュータ株式会社概要 】
横河ディジタルコンピュータ株式会社(本社:東京都府中市府中町1-9 京王府中1丁目ビル、 代表取締役社長:石渡誠)は、マイクロコンピュータや周辺システムの設計、開発に広く関わる事業を展開してまいりました。特にインサーキットエミュレータ(ICE)分野では、トップクラスの実績を有し、携帯電話、情報家電、自動車、産業機器など最先端の開発現場で数多く使用していただいております。国内ばかりでなく海外でも高く評価されており、米国に支店、中国、韓国、東南アジア、ヨーロッパなどにも販売代理店を置きワールドワイドな製品の提供ができるようになっております。また、T-Engineに代表される各種プラットフォームやWindows Embedded CEなどの開発スタータキット、さらには組込み開発分野における開発プロジェクトのプロセス改善コンサルティングやツールの提供にも力を入れており、組込み分野を熟知している当社の経験や知識を活かした理想的な開発環境として提供しています。
(http://www.yokogawa-digital.com/)
*Microsoft, Windows, およびWindows Embedded CEは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標または登録商標です。
*Armadilloは株式会社アットマークテクノの登録商標です。
*その他記載された社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。
【 当ニュースに関するお問い合わせ窓口 】
お客様からのお問い合わせ先
横河ディジタルコンピュータ株式会社
アドバンストシステムプロダクトセンタ
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