富士通とアスペンテック、プロセス産業向けソリューションビジネスで協業
富士通とアスペンテック
プロセス産業向けのソリューションビジネスで協業
富士通株式会社(社長:黒川博昭、以下、富士通)と、プロセス産業向けソフトウェアのリーディングカンパニーであるアスペンテクノロジーインク(CEO:マーク・フスコ 以下、アスペンテック)は、石油、化学、紙パルプ、製薬などのプロセス産業のお客様にサプライチェーン・マネジメントおよびプラントオペレーションのソリューションを提供するため、本分野のソフトウェアの販売および関連するシステム構築、ならびにサービスの提供についてパートナー契約を締結しました。
富士通と株式会社アスペンテックジャパン(社長:松本 健一、以下、アスペンテックジャパン)は、本日より日本国内のお客様向けに、本格的に販売活動を開始いたします。
近年、石油、化学、紙パルプ、製薬などの日本のプロセス産業分野の生産現場では、生産設備のパフォーマンスや信頼性の向上、法令規制への適合、生産コストの削減、サプライチェーン・マネジメントの最適化、生産システムとERP(統合基幹業務システム)の統合などが求められております。
このような課題を解決するプロセス産業の生産現場向けソフトウェアビジネスにおいて富士通は、海外で高い実績をもつアスペンテックの業務横断型の全体最適化統合ソリューション「aspenONE(アスペンワン)」を、日本市場で販売するとともに、システム構築・サポートを行ってまいります。これにより、プロセス産業分野のお客様において、生産現場の生産性、品質、安全性の向上を実現するとともに、全体最適化を行うことで、お客様の国際競争力強化に貢献いたします。
富士通は、強いインフォメーションテクノロジーをベースにお客様の求める高性能・高品質なプロダクト、サービスによるトータルソリューションを全世界に提供しています。今回、アスペンテックと協業することにより、生産プロセスに特徴のある、石油、化学を始めとするプロセス産業のお客様へのソリューション提供において、販売物流などの分野に加え、生産現場の分野まで本格的にビジネスを展開します。これにより、日本のプロセス産業のお客様を総合的にサポートできるベンダーとして、お客様の経営課題を解決するとともに、お客様の競争力向上に貢献できると考えています。
アスペンテックジャパンは、1990年の設立以来、エンジニアリング・シミュレーション、プラントオペレーション、および生産計画領域を中心に、石油、化学、製薬業界のお客様への多様なソフトウェアの導入実績を有しています。近年、原油高止まり、競争激化、熟練労働者の大量退職など、日本と同様のビジネス課題をかかえる欧米において、業務横断型の全体最適化統合のニーズの高まりに適合した実績をもつ「aspenONE」の導入に向け、日本におけるITサービスのトップベンダーである富士通と協業しました。今回の協業は 「aspenONE」のグローバルベストプラクティスと、富士通のシステム構築における高度なノウハウを組み合わせ、日本のお客様に価値のあるソリューションを提供していくものです。
■アスペンテクノロジー インクについて
代表者 : 社長兼CEO Mark E Fusco
資本金 : 15,000万米ドル
設立 : 1981年(1994年に米国NASDAQ店頭市場に上場。)
本社所在地 : 米国マサチューセッツ州ケンブリッジ(世界35カ国に拠点をもつ)
従業員数 : 2,000人
事業内容 : プロセス産業向けソフトウェアの開発、販売、コンサルティング。
お客様 : 世界55カ国の大手石油・化学・製薬会社など約2,000社
■株式会社アスペンテックジャパンについて
代表者 : 社長 松本 健一
資本金 : 2,000万円
設立 : 1990年
本社所在地 : 東京都千代田区麹町クリスタルシティ10F
従業員数 : 35人(世界35カ国に拠点をもつ)
事業内容 : アスペンテクノロジー インクのソフトウェアおよびコンサルティングの日本市場における販売支援と技術サポート
■商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
【関連リンク】
アスペンテクノロジー インク
http://www.aspentech.com/
株式会社アスペンテックジャパン
http://www.aspentech.co.jp/index.html