東京電力、インドネシア「パイトンIII・プロジェクト」で電力長期販売の独占交渉権に基本合意
インドネシア「パイトン石炭火力発電所・増設プロジェクト(パイトンIII・プロジェクト)」に関する基本合意書の締結について
~電力長期販売に関する独占交渉権について基本合意書を締結~
当社は、三井物産株式会社等とともにインドネシア・ジャワ島東部でのIPP事業に、プロジェクト事業会社「パイトン・エナジー社」への出資を通じて参画しておりますが、本日、同社が、新たに「パイトン石炭火力発電所・増設プロジェクト(パイトンIII・プロジェクト)」における電力長期販売に関する独占交渉権について、インドネシア国有電力会社との間で基本合意書を締結いたしました。
このプロジェクトは、インドネシア国有電力会社が、同国の電力需要の増加を踏まえ、本年、入札を実施した案件で、パイトン・エナジー社が独占交渉権を獲得したものです。
具体的には、インドネシア・パイトン(同国第2の都市スラバヤから南東に約150km)において、新たに石炭火力発電所(出力80万kW級)を建設し、営業運転開始(2011年を予定)から30年間にわたりインドネシア国有電力会社に電力を販売するプロジェクトです。
当社は、平成17年6月より、日本の電力会社として初めてインドネシアにおけるIPP事業に参画しておりますが、本プロジェクトは、インドネシア国有電力会社への電力長期販売により、安定した収益が期待できるとともに、当社の技術力や運転ノウハウを活用できるものと考えております。また、今後も高い電力需要が予想されるインドネシアにおける電気事業の発展にも貢献できると考えております。
当社は、今後とも、電気事業で培ってきた経営資源を活かし、海外でのビジネスチャンスの発掘による新たな成長・発展に向け、海外事業に積極的に取り組んでまいります。
以 上
【 添付資料 】
・別紙
・参考:インドネシアの電力事情