リニアテクノロジー、３６Ｖ／３．５Ａ降圧スイッチング・レギュレーター「ＬＴ３６８０」を発売
リニアテクノロジー、新製品「ＬＴ３６８０」を販売開始
消費電流７５μＡの３６Ｖ、３．５Ａ（ＩＯＵＴ）、２．４ＭＨｚ降圧ＤＣ／ＤＣコンバータ
２００７年８月２３日－リニアテクノロジーは、Ｂｕｒｓｔ Ｍｏｄｅ（Ｒ）動作によって消費電流を７５μＡ以下に抑える３６Ｖ、３．５Ａ降圧スイッチング・レギュレータ「ＬＴ３６８０」の販売を開始しました。１，０００個時の参考単価は、ＬＴ３６８０ＥＤＤが５２２円（税込み）から、ＬＴ３６８０ＥＭＳＥが５３５円（同）からです。ＬＴ３６８０ＩＤＤとＬＴ３６８０ＩＭＳＥは－４０℃～＋１２５℃の動作接合部温度で動作することがテスト保証されており、１，０００個時の参考単価は、ＬＴ３６８０ＩＤＤが６２７円（同）から、ＬＴ３６８０ＩＭＳＥが６４２円（同）からで、リニアテクノロジー国内販売代理店各社経由で販売されます。
ＬＴ３６８０は３．６Ｖ～３６Ｖの入力電圧範囲で動作し、車載アプリケーションで見られる負荷遮断状態やコールドクランク状態に最適なデバイスです。
４．６Ａの内部スイッチは、０．７９Ｖの低電圧で最大３．５Ａの連続出力電流を供給可能です。ＬＴ３６８０は、Ｂｕｒｓｔ Ｍｏｄｅ動作によって超低消費電流を実現するので、常時オン動作やバッテリ動作の最適化を必要とする車載システムやテレコム・システムなどのアプリケーションに適しています。スイッチング周波数は、２５０ｋＨｚ～２．４ＭＨｚの範囲でプログラムできるので、設計者はクリティカルなノイズに敏感な周波数帯域を回避しながら効率を最適化できます。３ｍｍ×３ｍｍ ＤＦＮ－１０パッケージ（または熱特性が改善されたＭＳＯＰ－１０Ｅパッケージ）と高いスイッチング周波数により、小型の外付けインダクタやコンデンサを使用可能で、実装面積が小さく熱効率が高いソリューションを提供します。
ＬＴ３６８０は高効率の４．６Ａ、９５ｍΩスイッチに加え、必要な昇圧ダイオード、発振器、制御回路、ロジック回路を１個のチップに集積しています。低リップルのＢｕｒｓｔ Ｍｏｄｅ動作により、出力リップルを１５ｍＶＰＫ－ＰＫ以下に抑えながら低出力電流で高効率を維持します。また、特別な設計技法によって広い入力電圧範囲で高効率を達成し、電流モード方式を採用することによって高速過渡応答と優れたループ安定性が得られます。この他に、（２５０ｋＨｚ～２ＭＨｚ）の外部同期、パワーグッド・フラグ、ソフトスタート機能などが主な特長です。
＜ＬＴ３６８０の特長＞
・広い入力電圧範囲：３．６Ｖ～３６Ｖ
・出力電流：３．５Ａ（最大）
・低リップル（＜１５ｍＶＰＫ－ＰＫ）Ｂｕｒｓｔ Ｍｏｄｅ動作：１２ＶＩＮから３．３ＶＯＵＴでＩＱ＜７５μＡ
・調整可能なスイッチング周波数：２００ｋＨｚ～２．４ＭＨｚ
・低いシャットダウン電流：ＩＱ＜１μＡ
・昇圧ダイオード内蔵
・２５０ｋＨｚ～２ＭＨｚで同期可能
・パワーグッド・フラグ
・飽和スイッチ設計：９５ｍΩオン抵抗
・帰還リファレンス電圧：０．７９０Ｖ
・出力電圧：０．７９Ｖ～３０Ｖ
・熱保護機能
・ソフトスタート機能
・熱特性が改善された小型１０ピンＭＳＯＰおよび（３ｍｍ×３ｍｍ）ＤＦＮパッケージ
注：ＩＯＵＴのＯＵＴ，ＶＰＫ－ＰＫのＰＫ－ＰＫ，ＶＩＮのＩＮ，ＶＯＵＴのＯＵＴ，ＩＱのＱは下付。
◆フォト：消費電流７５μＡの３６Ｖ、３．５Ａ（ＩＯＵＴ）降圧スイッチング・レギュレータ
※参考画像を参照
＊Ｃｏｐｙｒｉｇｈｔ： ２００７ Ｌｉｎｅａｒ Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｙ
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