オンコリスバイオファーマ、浜理薬品工業から出資受け入れ
オンコリスバイオファーマは浜理薬品工業株式会社からの出資を受入
オンコリスバイオファーマ株式会社(東京都港区/代表取締役社長 浦田泰生)は、今般原薬製造の老舗メーカーである浜理薬品工業株式会社(大阪市/代表取締役社長 高美時郎)より出資を受入れることを合意致しました。オンコリスはかねてより自社の開発薬の一部製造を浜理薬品工業に委託してきており、今後その連携をさらに密接なものとするべく今回の出資受入を合意したものです(金額は非公開)。
オンコリスバイオファーマ代表取締役社長 浦田泰生 コメント 「原薬製造の老舗である浜理薬品工業から出資を頂けることを、大変喜んでいます。自社ですべての製造設備をかかえることが容易でないバイオベンチャーとして、製造分野で豊富な経験と実績のある同社との関係を更に密接なものとさせて頂けることは、今後の当社の開発戦略を進めていく上でも、重要な一歩であると考えております」
浜理薬品工業代表取締役 高美時郎 コメント 「2004年の設立後著しい成長をされているオンコリス社に対して、これまでの受託製造サービスのみならず出資という形でも支援できることは大変喜ばしいことと考えています。当社で長年培われた製造技術をもって、今後もその活動を支援し、同社の将来の更なる成長を期待したいと考えています」
◆オンコリスバイオファーマ株式会社について
オンコリスバイオファーマは、癌と感染症を克服するための新薬開発を行っている非公開企業。主要プロダクトであるテロメライシン(R)(OBP-301)は、増殖可能な腫瘍溶解ウイルスで、現在各種固形癌をターゲットとして米国で第I相臨床治験を実施中。癌の診断薬として開発中のテロメスキャン(R)(OBP-401)は、現在癌の細胞診断への応用に向けてフィージビリティー試験をシスメックス社と共同で実施中。また、感染症の分野では、HIVの治療薬である新型の核酸系逆転写酵素阻害剤(NRTI)であるOBP-601が前臨床試験の段階に入っており、その安全性と薬剤耐性ウイルスへの有効性が期待されているほか、今年6月にはRNA干渉を利用したC型肝炎治療薬について、米国Tacere社と戦略提携を締結しています。
更に詳しい情報については、次のウェブサイトをご参照下さい。
www.oncolys.com.
◆浜理薬品工業株式会社について
浜理薬品工業は、医薬品の原点である原薬および原薬中間体のメーカーとして50年以上の歴史をもっています。独自の開発力を生かし、環境対策やGMP基準に対応した生産体制で、より良い品質のモノを迅速にしかも低コストで創り出す技術が評価され、多くの大手製薬会社などから製造を受託しているほか、抗潰瘍剤ポラプレジンクを独自に発明した実績に基づき、創薬関連及び健康食品分野での研究開発、社外との共同研究も積極的に推進しています。また大阪本社工場のほか、山形県米沢市にもグループ工場を擁し米国・ドイツ・中国にも拠点を展開しています。
更に詳しい情報については、次のウェブサイトをご参照下さい。
www.hamarichemicals.com