ジェイリンクとセールスフォース、中小規模向けコールセンターソリューションを発表
ジェイリンク、コールセンターの主要機能をオールインワンで実現するソリューションを
セールスフォース・ドットコムのAppExchangeにて提供開始
- 中小規模のコールセンターを短期間かつ低予算で構築可能 -
通信関連サービスおよびシステム開発を手掛ける株式会社ジェイリンク(本社:千葉県千葉市、代表取締役社長 高橋邦明、以下ジェイリンク)とオンデマンド・ビジネス・サービスのマーケットおよびテクノロジーリーダーである株式会社セールスフォース・ドットコム(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 宇陀 栄次、以下 セールスフォース・ドットコム)は、中小規模コールセンターソリューション「LUTi IP-CallCenter for AppExchange」を発表しました。「LUTi IP-CallCenter for AppExchange」は、ジェイリンクのコールセンター向けパッケージソリューション「LUTi IP-CallCenter」(ルティ・アイピー・コールセンター)と「Salesforce Call Center」をセールスフォース・ドットコムのAPI活用によって連携したソリューションで、100席程度の中小規模コールセンターを短期間・低予算で構築することができます。
「LUTi IP-CallCenter」には、コールセンター業務において必要とされるIP-PBX、IVR(自動音声応答システム)、ACD(自動呼分配システム)など、あらゆる機能が標準装備されています。IVRやACDのフローなどは、Web画面上で容易にかつ詳細に設定できるため、それぞれの企業の要件に応じて業務効率向上を図ることができます。今回、「Salesforce Call Center」との連携により、入電時に顧客情報を画面にポップアップ表示させるスクリーンポップアップ機能や通話ログの保存・集計、「Salesforce」上からのクリックtoコール、ダッシュボードによる統計レポート機能などを実現しており、これによりオペレーターや管理者の業務効率もさらに向上させることができます。
■LUTi IP-CallCenter for AppExchangeの主な機能
IP-PBX、IVR、ACDなどの機能に加え、「LUTi IP-CallCenter for AppExchange」で実現した新たな機能は以下のとおりです。
スクリーンポップアップ:
発信者番号からだけではなく、IVRのDTMF番号なども使って「Salesforce」に問い合わせを行い、取得した取引先責任者IDから取引先責任者の詳細画面をダイレクトに表示させることができます。
通話ログの保存・集計:
取引先責任者およびリード内の活動履歴として、通話終了後に通話ログを自動的に登録します。これにより、顧客との電話のやり取りを一覧で把握でき、その詳細から録音された通話音声を直接聴くこともできます。
クリックtoコール:
取引先責任者およびリードの詳細内に追加されたボタンからワンクリックでアウトバウンドコールができます。
統計レポート:
「Salesforce」のレポート機能により、通話ログデータからさまざまなレポートを抽出できます。ダッシュボードを使えば、視覚的に確認することも可能です。
■価格と提供について
「LUTi IP-CallCenter for AppExchange」の価格は、1,800,000円~(税別、10ユーザ、ソフトウェアのみ)で、本日より利用可能です。
■LUTi IP-CallCenterについて
「LUTi IP-CallCenter」は、SIPスタックを始めすべての機能をジェイリンクが自社開発し、ACD・IVR・通話録音・CTIといったコールセンターに不可欠な機能をソフトウェアで実現した、オールインワンサーバアプリケーションです。1U(ワンユー)のラックマウントタイプのLinuxサーバ1筐体で標準機能のすべてを動作させることが可能です。また、完全ソフトウェアベースであるため、既存のコールセンターシステムを購入する場合と比べて、格段にリーズナブルな価格設定を可能にしています。
■Salesforce Call Centerについて
「Salesforce Call Center」は、オンデマンド・コンタクトセンター・アプリケーション「Salesforce Service & Support」の新たなCTI機能として、今年1月に「Salesforce Winter '07」の主要機能としてリリースされました。「Salesforce Call Center」を利用すれば、「Salesforce Service & Support」に電話網を統合して、ブラウザベースのインターフェースから直接アクセスすることが可能になります。ユーザインターフェースには統合型ソフトフォンを搭載しており、画面上に顧客情報をポップアップ表示し、「Salesforce」のインターフェースからワンクリックで電話回線に直接アクセスすることができます。また、通話ログの自動記録やレポート機能なども備えているため、コンタクトセンター業務の効率向上や生産性向上が可能になります。
■ApexプラットフォームおよびAppExchangeについて
「Apexプラットフォーム」は、次世代のビジネス・アプリケーション向けのオンデマンド・プラットフォームです。従来のカスタマイズやインテグレーションの手法を刷新し、クライアント/サーバコンピューテングの領域を超えた全く新しいオンデマンド・アプリケーションを実現します。すべての「Apexプラットフォーム」コンポーネントおよびアプリケーションは、「AppExchange」を通じてマウスを数回クリックするだけで、共有、交換、インストールを容易に行うことができます。「AppExchange」についての詳細は、以下のWebサイトをご覧ください。< www.salesforce.com/jp/appexchange >
【 ジェイリンクについて 】
株式会社ジェイリンクが創業した1995年当時は、まさにインターネット誕生の時です。インターネットの登場によって、電話・FAXなど既存のコミュニケーションに新たな可能性が生まれました。同じ年、米国サンフランシスコにJ.LINK USA, INC.を設立、まずインターネットFAXに特化して事業を展開し、「FAXCAST」< http://www.faxcast.ne.jp/ >によって、その地位を確固たるものとしました。次に各種CTIシステムおよび携帯電話Webを中心としたモバイルコミュニケーションシステムの開発を行ってきました。ネットワークインフラの整備が進むなか、音声も含めたあらゆる通信データが、IP空間に取り込まれようとしています。そのようななかで、ジェイリンクは"新たなコミュニケーションの創造"を目指しています。詳細は< http://www.jlink.com/ >をご覧ください。
【 セールスフォース・ドットコムについて 】
セールスフォース・ドットコムは、オンデマンド・ビジネス・サービスのマーケットおよびテクノロジーのリーディングカンパニーです。同社のオンデマンド・アプリケーション「Salesforce(セールスフォース)」を利用することにより、顧客企業の営業、サポート、マーケティング支援をはじめ、パートナー情報の共有および一元管理がオンデマンドで行えます。また、「Apexプラットフォーム」を利用することで、強力なオンデマンド・アプリケーションを構築し、マルチテナントとBusiness Webのメリットを、CRMを超えた領域にも拡大することが可能となります。「Apexプラットフォーム」上に構築されたすべてのコンポーネントとアプリケーションは、オンデマンド・アプリケーション・ディレクトリ「AppExchange(アップエクスチェンジ)」( http://www.salesforce.com/jp/appexchange/ )を通じて、容易に共有・交換・インストールすることができます。さらに、ユーザがサービスを最大限有効に活用できるよう、トレーニング、サポート、コンサルティング、ベストプラクティスといった導入支援のためのサービス「Successforce(サクセスフォース)」も提供しています。
2007年7月31日現在、同社のサービスは、日本郵政公社、三菱UFJ信託銀行株式会社、みずほ情報総研株式会社、損保ジャパンDC証券株式会社、日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社、ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社、日清フーズ株式会社(敬称略、順不同)を含む、世界35,300社に利用されています。
セールスフォース・ドットコムは、本社をサンフランシスコに置き、ヨーロッパならびにアジアでも事業を展開しています。同社は、ニューヨーク証券取引所に上場しており、ティッカーシンボルCRMで取引されています。詳しい情報は、< http://www.salesforce.com/jp/ >をご覧ください。