川崎汽船、中国のグループ会社「カフン社」が20トン積みウイング・トレーラを投入
川崎汽船グループ カフン社が広東省にてウイング・トレ-ラを投入
川崎汽船の関係会社である嘉豐航運有限公司(以下カフン社)は、2005年6月に深センに設立した同社の国際貨運子会社嘉豐国際貨運代理(深セン)有限公司によって、海上コンテナ陸送サービスを始め、また2006年からは国内トラック輸送サービスを提供しています。 同社はこの度、新たに20トン積みウイング・トレ-ラを投入しました。
嘉豐国際貨運代理(深セン)有限公司は、海上コンテナ運送用トレーラーおよびシャーシ30台セット、ローリートラック10台、ウイング・トレ-ラ2台を保有し、広東省内で海上コンテナ陸送サービスとブレイクバルク貨物を対象とした陸送サービスを展開しています。今回投入したウイング・トレ-ラは貨物の迅速な積み降ろしが可能で、輸送時間の短縮を図ることができ、また、貨物室の両サイドが開閉するため、ミルクラン方式(注)の輸送にも最適です。 保税貨物運送車両の批准を受けていますので保税貨物の輸送も可能となっています。
同社保有車は全車に全地球測位システム(GPS-Global Positioning System)を装備し、最新機器・システムを利用した質の高い輸送サービスを提供しています。同社グループは、広東省内の長年のお客様との物流についての密接な営業関係をベースに、トラック輸送部門の拡充により総合ロジスティクス・プロバイダーとして更なる躍進を目指しています。
(注)メーカーがトラックを用意して、納品量が車単位にならないような小規模部品メーカーを巡回集荷する方式。乳業メーカーが酪農家を順番に回って牛乳を集める方法に似ているのでこの名称がついている。