-「サーチナマーケティング」中国の移動体通信に対する意識調査-
中国ビジネスリサーチの専門サイト「サーチナマーケティング」を運営する株式会社サーチナは、中国の消費者を対象に、2003年5月と11月に続き、第3回目となる移動体通信に対する意識調査を実施しました。
◆調査概要
調査主体:上海新秦信息諮詢有限公司(上海サーチナ)
調査期間:2004年4月27日から5月27日
調査方法:上記傘下サイト「新秦調査」でオンラインモニターに対してアンケート
有効回答:6270件
◆調査結果のトピックス
(1)ローエンド市場で伸び悩むカメラ付き携帯
今回の調査で、携帯電話を持っていると答えた人のうち、自身の携帯にカメラ機能が付いているとした人は5%程度にとどまった。「欲しい」と思っている人の回答は20%に達したが、最も多かったのが「価格が下がれば購入を考える」とした人で4割を超えた。価格面がカメラ付き携帯の普及に最大のネックとなっていることがわかる。
また、携帯電話の希望購入価格帯として、最も多かったのは「1001-2000元」で30%となり、次いで「1501-2000元」の26%、2000元以下で7割近くに達している。これに対して、カメラ付き携帯の価格は一般的に2000-3000元が相場。消費者からすれば手が届きそうで届かないところにある。中国の携帯電話市場において、消費者のローエンド志向が依然として根強いことを示すものとなった。
(2)国内外携帯メーカーが拮抗、日系は苦戦
「中国メーカーと海外メーカーのどちらの端末を選びますか」との質問に対して、「海外メーカー」との回答は4割強、中国メーカーは3割弱となった。いまだ海外メーカーに対する支持は高いものの、前回調査に比べて大きな差がでたのは、「特に気にしない」との回答が大幅に増えて、3割近くを占めたこと(前回5%程度)。消費者が、品質、サービスなどの面で両者に差を感じていないことのあらわれといえる。
またメーカー別の支持を見ると、各日本メーカーの人気が欧米、韓国、さらに中国メーカーと比べても低いことが明らかになった。「今後に期待するメーカー」としての割合は、相次ぐ新機種投入で積極的な展開をみせる「NEC」でもわずかに1%強。その他の日本メーカーでも同じく1%前後となった。
◆関連サイト
・第3回移動体通信に関する意識調査(2004年5月)
http://marketing.searchina.net/report/036.html
・第2回移動体通信に関する意識調査(2003年11月)
http://marketing.searchina.net/report/016.html
・第1回移動体通信に関する意識調査(2003年5月)
http://marketing.searchina.net/report/005.html
・中国ビジネスリサーチ「サーチナマーケティング」
http://marketing.searchina.net/
・中国情報専門サイト「中国情報局」
http://searchina.ne.jp/
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