報道関係者各位
平成16年6月7日
坂本龍馬の幻の書状が公開オークションに登場!!
国内最大、最も歴史ある古書オークション
7月9日~11日開催
~明治古典会「第39回 七夕古書大入札会」~
東京古書組合内 明治古典会
東京古書組合に所属する明治古典会は7月9日(金)~11日(日)の3日間、東京神田の東京古書会館にて、国内最大かつ最も歴史のある古書オークション「第39回七夕古書大入札会」を開催します。
本オークションは、普段は資格を持つ業者しか出入りができない東京古書会館の市会場に、一般の方も入っていただける限られた機会です。
当日は、江戸期以前から現代までの書籍、書簡、原稿などをはじめ、戦後の少年雑誌や映画ポスター、アート作品まで、約2,800点の文化資料が一堂に会します。
≪開催概要≫
名 称) 第39回 七夕古書大入札会
日 時) 「下見会」7月9日(金)10:00~18:00
10日(土)10:00~17:00
「入札会」 11日(日)
場 所) 東京古書会館(東京都千代田区神田小川町3-22)
出品物) 有名作家の肉筆類、初版本、雑誌、美術・工芸関係書、和本、錦絵、古地図、ポスターなどオリジナル性を重視した江戸期以前から現在までの本と紙の文化資料約3,000点
主 催) 東京都古書籍商業協同組合内 明治古典会
読者問合せ) 03-3293-0161(東京古書会館受付)
meiko@kosho.ne.jp (明治古典会)
公式サイト) http://www.kosho.ne.jp/~meiko/
この件に関するお問合せ先
共同PR株式会社 第一業務局:中川(昇)、小島
TEL:03-3571-5171、FAX:03-3574-9364
■主な出品内容~坂本龍馬の幻の書状が一般オークションへ
昨年は永井荷風「ぼく_とうきたん東綺譚」の朝日新聞掲載原稿などが出品され社会の耳目を集めましたが、今年の一番の目玉品は坂本龍馬が姉の乙女宛に送った書状です。龍馬の書状を一般の方々が直接購入できる機会を得られること自体滅多にないことですが、とりわけこの書状は、龍馬がいいなずけ許婚を絶賛する内容で、今まで関係者の間では存在を知られながらも所在が不明とされてきた貴重なものです。
その他の主な出品物には、日本で印刷された世界最古の印刷物「ひゃくまんとう百万塔だらにきょう陀羅尼経」、日本近代文学の一時代を築いた雑誌「白樺」の創刊号~160号揃、最近亡くなられた故横山光輝の未発表漫画画稿、村上隆「ProjectKO2 1999」(フィギュア)などが予定されています。
◆文学作品
(単位:万円)
タイトル 著者・作者 入札最低価格
白樺創刊号~160号揃(160冊) ― 150
伊豆の踊り子
(限定180 毛筆署名入) 川端康成 70
羅生門 初版本 芥川龍之介 25
夢二本コレクション 竹久夢二 250
◆草稿・書簡類
(単位:万円)
タイトル 著者・作者 入札最低価格
しきこじだんかんれいぼくしゅう
子規居士断簡零墨集 正岡子規 600
坂本龍馬書状額 (姉「乙女」宛) 坂本龍馬 450
樋口一葉書簡(斎藤緑雨宛 毛筆) 樋口一葉 350
花嫁姿 (ペン書き 400字詰完) 川端康成 150
◆その他
(単位:万円)
タイトル 著者・作者 入札最低価格
横山光輝未発表漫画画稿(デビュー前) 横山光輝 120
Project KO2 1999 (限定200体) 村上隆 100
黒澤明作品ポスター (33枚セット) ― 65
母をたずねて三千里イメージボード 宮崎駿 15
おちゃのみずけい
版画「御茶水景」 司馬江漢 450
■システム
本オークションのシステムは、まず2日間の「下見会」で一般のお客様に出品されている品を見ていただきます。3日目の「入札会」では、委託を受けた古書業者がお客様の希望価格で代理入札をし、最高値をつけた方が落札する、というものです。
本オークションでは、古書の専門家がお客様のご相談にきめ細やかに応じますので、値段をどうつけたらいいのかわからない初心者の方でも、安心して入札価格を決めていただけます。
※一般の方は11日の「入札会」にはご入場いただけません
ご参考
■ 明治古典会とは
「明治古典会」は、東京古書組合(約700軒の古書店加盟)に所属する32の専門古書店から成る、同業者間の市場を運営している団体です。
近代文学の初版本、作家の肉筆原稿、明治初期の学術本、黎明期の新聞や雑誌、幕末から明治にかけて奔走した志士や政治家の自筆書簡などの学術・文化資料の価値を正しく認識し、古書商品として適正に取り扱うことを目的として、古書業者の有志が集まり、今から50年以上前に結成されました。