2007'06.25.Mon
三井化学、米デュポン社にペンチオピラドを使用した農業用殺菌剤を供給
当社農業用殺菌剤のデュポン社への供給契約調印について
当社(社長:藤吉建二)および米国イー・アイ・デュポン・ドゥ・ヌムール・アンド・カンパニー(以下「デュポン社」)は、2006年12月7日に、当社が開発したペンチオピラド(*)(試験コード番号MTF-753)のデュポン社への供給契約に調印いたしました。本契約に基づき、当社は、デュポン社にペンチオピラドを使用した農業用殺菌剤の欧米およびオーストラレーシア(**)における製剤の登録および販売する権利を許諾しました。ペンチオピラドを用いた農業用殺菌剤の上市時期は、これら海外では2011年を予定しております。
(*)ペンチオピラド・・・野菜・果樹の灰色かび病やうどんこ病、麦類のセプトリア病害等に卓効を示し、関係者から既に高い評価を与えられている殺菌剤
(**)オーストラレーシア・・・オーストラリア・ニュージーランド等
当社富永副社長機能化学品事業グループ長は、「当社が開発しているペンチオピラドがデュポン社に高く評価され、主要な世界市場で上市されることを大変に喜ばしく感じている。また当社のペンチオピラドが、顧客のニーズを満足すること、そして、ペンチオピラドを通してデュポン社と当社の関係がより強固になることを願っている。」と述べています。
また、デュポン社農業製品事業プレジデントのJames C. Collins Jr氏は、「本供給契約により、我々の殺菌剤ポートフォリオを拡充でき、最先端の製品を求める世界中の顧客のニーズに応えていくことができる。また、三井化学との長期的かつ生産的な提携関係を期待している。」とコメントされています。
当社は、今般作成したグランドデザイン(三井化学グループの経営の基本骨格)の中で、事業ポートフォリオとして基礎化学品事業、機能材料事業、先端化学品事業の三本柱の実現をはかることとしており、先端化学品事業については第三の柱に育成することを目指しています。
農業化学品事業は、これまでも「食の安全」を確保するために環境や人体に対して負荷の少ない農薬として、殺虫剤「トレボン」「スタークル」などを開発してきました。今後も先端化学品事業のコア事業として更なる事業の強化・拡大を進め、安全性の高い優れた農薬原体を開発し、世界の農業生産に貢献していきたいと考えております。
● 関連リンク
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