ウィルコムなど、PHS高度化通信規格「W-OAM」をさらに高速化
PHS高度化通信規格「W-OAM」の高速化について
株式会社ウィルコム(本社:東京都港区、代表取締役社長:喜久川 政樹)および株式会社ウィルコム沖縄(本社:沖縄県那覇市、代表取締役社長:仲里 朝勝)は、PHSの高度化通信規格である「W-OAM」(ダブリュー・オー・エー・エム)をさらに高速化し、「W-OAM typeG」(ダブリュー・オー・エー・エム タイプジー)として、2007年春に対応端末を発売いたします。
「W-OAM typeG」は、これまでの「W-OAM」の「8PSK」、「QPSK」、「BPSK」の3つの変調方式に加え、「64QAM」、「32QAM」、「16QAM」というさらに高速な3つの変調方式にも対応いたしました。これまでの「W-OAM」に比べ、速度が向上するとともに、電波の状態に応じた変調方式の切り替えをより速く自動的に選択するシステムを有しており、変調方式の切り替えがよりスムーズに実施されます。
「W-OAM typeG」は以下の特長があります。
【1】最大512kbpsの速度でのモバイルデータ通信が可能
【2】遅延速度(RTT)が大幅に改善され、よりレスポンスの速いデータ通信が可能
2007年春に「W-OAM typeG」の対応端末「AX530IN」(ネットインデックス製)の販売を予定しております。お客さまは「W-OAM typeG」対応端末をご利用いただくことで、当面は最大512kbpsのデータ通信をご利用いただけるようになります。2007年度以降、順次PHSの基地局回線を大容量通信の光IP化することにより、対応端末、月額料金はそのままで約800kbpsのデータ通信が可能となります。
ウィルコムは今後もさらに快適なデータ通信サービスをご提供できるよう、幅広い高速・快適化に取り組んでまいります。
詳細は添付の参考資料をご参照ください。