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ニュースリリースのリリースコンテナ第二倉庫

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2025'02.13.Thu
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2007'07.06.Fri

日本TI、デジタルTV向けオーディオ・プロセッサーの新製品を発表

日本TI、デジタルTV向けオーディオ・プロセッサ新製品を発表

TIの高性能DSPとアナログをワンチップに統合、オーディオ向け開発環境も提供


 日本テキサス・インスツルメンツ(本社:東京都新宿区、社長:山崎俊行、略称:日本TI)は本日、デジタルTV向けオーディオ・プロセッサの新製品『TAS3208』を発表しました。TIの高性能DSPとアナログICを1チップに集積することで、デジタルオーディオに必須の音響、音場、機能を一括して処理します。同時にオーディオ向け開発環境『PurePath(TM) Studio』も提供を開始しました。
 さらに、ホームオーディオ用途に向けた高品質サウンド処理デバイスとして『TAS3204』をあわせて発表しました。
日本TIは今後のテレビ/ホームオーディオ製品の差別化点の一つが高音質化にあると考えております。このニーズに向けてコスト効果の高い統合オーディオ・ソリューションと使いやすい開発ツールを投入し、市場を牽引する考えです。
本件に関する詳細はwww.ti.com/tasaudio(英文)から参照できます。


新製品の特長

 新製品『TAS3208』と『TAS3204』は、いずれもオーディオ専用のデジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)に高性能アナログ・データ・コンバータを搭載した、1チップのシステム・オン・チップ(SoC)オーディオ・ソリューションです。48ビットのDSPコアは、135MHz、675MIPSの高い処理能力をもち、高品質なオーディオ・プロセッシングを実現します。このため、高音質が要求されるオーディオ・アプリケーションにおいても、十分な精度と処理能力を確保します。さらに制御、通信インタフェース、その他の処理を、SoCに内蔵したマイクロコントローラ(MCU)に実行させることで、システムのパフォーマンスを最適化しています。


DSPならではの柔軟性でさまざまな製品ニーズに対応
 
 新製品『TAS3208』と『TAS3204』には、強力なシグナル・プロセッシング機能が組み込まれています。このため安価なスピーカシステムであっても、これら新製品を搭載することでオーディオ性能を向上させることができます。
両製品とも、DolbyやSRSといったサードパーティー・アルゴリズムに対応し、さらにTI独自の低音域拡張技術、バーチャル・サラウンド・テクノロジーを用意しています。またプログラミングも完全にサポートし、カスタム・アルゴリズムの実装が可能です。
 なお両製品とも上記に加え、複数のデジタルI/Oチャネル、ディレイ・メモリをはじめとする多数の機能により、さまざまなオーディオ・アプリケーションに応用できる柔軟性を備えています。


デジタルテレビのオーディオ処理用『TAS3208』

 『TAS3208』は、薄型TVシステムにおけるデジタルおよびアナログ音源処理のさまざまな要件に対応するよう設計されています。『TAS3208』のアナログ機能には、10系統のステレオ入力ペアと3系統のステレオ出力ペア、そして、高性能データ・コンバータが組み合わされています。これにより、HDTVの高い映像品質に見合った高度なオーディオ性能を実現します。内蔵コンバータのダイナミックレンジは、アナログ-デジタル・コンバータ(ADC)が93dB以上、デジタル-アナログ・コンバータ(DAC)が97dB以上となっています。『TAS3208』はまた、I2S注1とSPDI/F注2フォーマットによる複数のデジタルI/Oチャネルにも対応しています。
 なお『TAS3208』は最大5.1chまでをサポートし、マルチスピーカ構成に対応します。


ホームオーディオ用途向け『TAS3204』

 『TAS3204』は、成長の著しい携帯型デジタルオーディオ・プレーヤ用ドッキング・ステーションや、ホームオーディオ、ホームシアター用途向けに設計されています。『TAS3204』では3系統のステレオ・アナログ入力、2系統のステレオ・アナログ出力、高性能のADCとDAC(ダイナミックレンジはそれぞれ102dBと105dB)により、極めて優れたアナログ性能を実現しています。これを高性能のデジタル・コアと組み合わせることにより、低コストのシステムであっても優れたリスニング体験を提供します。
 なお『TAS3204』は2系統のステレオ・デジタルI2S入力と出力チャネルも備え、バイアンプおよび2.1スピーカ構成に最適です。


ソフトウェア開発を簡素化

 新製品『TAS3208』と『TAS3204』向けのソフトウェア開発向けには、TIの『PurePath(TM) Studio』統合グラフィカル開発環境が用意されています。この開発環境は、特にオーディオ製品のソフトウェア開発を簡素化し、開発期間を短縮するために設計された強力で使いやすいツールです。
 『PurePath Studio』ソフトウェアは、コンテキスト・ヘルプ機能付きのコード・エディタやデバッグ用のシミュレータをはじめとするさまざまなツールを備えています。あらかじめ最適化されたソフトウェア・コンポーネントとサードパーティー製アルゴリズムは、ソフトウェア・モジュールを『PurePath Studio』環境にドラッグ・アンド・ドロップするだけで、簡単に組み込むことができます。


供給について

 『TAS3208』と『TAS3204』は、いずれも量産出荷中です。


注1 I2S: The Inter-IC Sound Busの略。デジタル音声形式の一つ。
注2 SPDI/F: デジタル音声入出力端子

*すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。


テキサス・インスツルメンツおよび日本テキサス・インスツルメンツについて
 テキサス・インスツルメンツ(本社:米国テキサス州ダラス、社長兼CEO:リッチ・テンプルトン、略称:TI)は、グローバルな半導体企業であり、デジタル家電、ワイヤレス市場などに向けたDSP(デジタル・シグナル・プロセッサ)とアナログICを中核とするトータル・ソリューションを提供しています。そのほか、教育関連テクノロジーを展開、世界25ヶ国以上に製造・販売拠点を持っています。

 日本テキサス・インスツルメンツ(本社:東京都新宿区、社長:山崎俊行、略称:日本TI)は、テキサス・インスツルメンツの子会社で日本市場における大手の外資系半導体サプライヤです。資本金は362億5,000万円です。大分県日出、茨城県美浦に生産工場があり、茨城県つくばと神奈川県厚木にテクノロジー・センターがあります。TIに関する情報はインターネットでも発信しています。(http://www.tij.co.jp


お問い合わせ先

 日本テキサス・インスツルメンツ株式会社  
 プロダクト・インフォメーション・センター(PIC)
 URL:http://www.tij.co.jp/pic/


以上

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