小田急電鉄、生活支援施設など川崎市・向ヶ丘遊園跡地利用に関する基本計画を策定
向ヶ丘遊園跡地利用に関する基本計画を策定
環境影響評価手続きに着手します
小田急電鉄株式会社(本社:東京都新宿区 社長:大須賀 頼彦)では、2002年3月に閉園した向ヶ丘遊園(川崎市多摩区)の跡地利用に関する基本計画がまとまったことから、川崎市の条例に基づく環境影響評価手続きに着手します。
この基本計画は、2004年11月に川崎市と締結した、「緑地保全の相互協力」「ゾーニング計画」「都市計画緑地の変更」等を盛り込んだ向ヶ丘遊園跡地についての基本合意を踏まえて策定したものです。
「住まう人、訪れる人・・・多世代が生き生きとした時間を過ごせるまち」をコンセプトとし、跡地全体を「事業ゾーン」「ガーデンゾーン」「緑地編入ゾーン」「樹林地ゾーン」の4つのゾーンに分けた「ゾーニング計画」に基づき、集合住宅を中心に、生活支援施設、文化・レクリエーション施設、飲食施設等を配置する予定です。
今後は、環境影響評価における諸手続きをはじめ、関係機関との協議を進めていきます。
向ヶ丘遊園跡地利用に関する基本計画の概要は次のとおりです。
記
1.所在地
神奈川県川崎市多摩区長尾2-8-1ほか
2.敷地面積
約21万7千m2
3.開発面積
約12万7千m2
4.工期
着工 2009年10月予定
竣工 第1期(高齢者対応集合住宅を除く各施設):2011年度予定
第2期(高齢者対応集合住宅):2013年度予定
※行政協議等により変更の可能性があります。
5.コンセプト
「住まう人、訪れる人・・・多世代が生き生きとした時間を過ごせるまち」をコンセプトとし、
○豊かな自然環境を活かしつつ、多世代がさまざまなライフステージにおいてきめ細やかなサービスを享受できる「多世代複合型コミュニティ」の開発
○向ヶ丘遊園の歴史やイメージを継承した、周辺環境や自然との共生
○質の高い「医食住」を実現し、安心感をもって住まうことのできる場の提供
を目指します。
6.基本計画概要
ゾーニング計画に基づき策定した向ヶ丘遊園跡地利用に関する基本計画の概要は、下記のとおりです。
(1)事業ゾーン
周辺の緑地と調和した中低層の集合住宅(定期借地権マンション)および高齢者対応集合住宅(医療・介護等のサービスを付随させたバリアフリー型集合住宅)、居住者や地域住民の方々の生活をサポートする生活支援施設(メディカルモール、保育・介護施設、小規模商業施設など)等の整備を予定しています。
(2)ガーデンゾーン
向ヶ丘遊園の花と緑の歴史を継承しながら、市民が楽しめる花木園やガーデンレストラン、文化・レクリエーション施設等の設置を予定しています。
(3)緑地編入ゾーン・樹林地ゾーン
都市計画緑地として緑を保全し、生田緑地の回遊性に配慮した歩行者動線等の整備を検討していきます。
7.施設計画概要
(※ 関連資料を参照してください。)
以上
(※ 参考資料あり。)