日本TI、ZigBee2006標準規格適合のSoCソリューションなど発表
日本TI、ZigBee(TM)2006標準規格に適合する
業界初のプラットフォームを発表
TIはZigBee 2006標準規格の『Golden Unit Status』を取得
日本テキサス・インスツルメンツ(本社:東京都新宿区、社長:山崎俊行、略称:日本TI)は本日、ZigBee 2006規格に準拠した業界初のプラットフォームである『CC2430』SoC(システム・オン・チップ)および『CC2420』RFトランシーバを発表しました。TIは、現在市場で広く採用されているZigBee用ソフトウェア「Z-Stack」の採用によって同標準規格への適合性を実現し、『CC2420』および『CC2430』の両製品によって認証を取得しました。本件に関する詳細は http://www.ti.com/sc07009 (英文)から参照できます。
「Z-Stack」はFigure8Wireless社のZigBee準拠のソフトウェアです。同ソフトウェアは最新バージョンのZigBee標準規格を搭載し、同規格の認証を受けた2カ所の独立試験ラボの一つが実施する適合性試験に合格した初のプラットフォームとして、『Golden Unit Status』を付与されました。この『Golden Unit Status』は、今後行われるZCP(ZigBee Compliant Platform)適合性試験の基準となります。
今回TIが発表した『CC2430』は、8kB(キロバイト)のRAMと豊富な周辺回路を提供する業界標準で機能を強化したマイクロコントローラ(MCU)と、『CC2420』RFトランシーバとを組み合わせた、業界初のZigBee向けSoCソリューションです。
TUV Rheinland Groupの適合性試験および認証担当世界責任者であるジョン・リン氏(John Lin)は次のように述べています。「私たちは長年に渡って「Z-Stack」ならびにTIのローパワー・ワイヤレス・チームと共同作業を行ってきました。そして「Z-Stack」が同標準規格への適合性を初めて実現したプラットフォームの一つであったこと、また業界をリードするZigBeeスタック・ソリューションであったことから、「Z-Stack」をZigBee 2006標準規格の『Golden Unit』として選択しました」
米国カリフォルニア州サンディエゴに設置されたTIのローパワー・ワイヤレス・グループの総責任者であるコーブス・メルネウェック(Kobus Marneweck)は次のように述べています。「ZigBee標準規格に適合する「Z-Stack 2006」プラットフォームが発表されたことによって、同標準規格は迅速に市場へ投入されるようになります。同規格への適合性を提供するプラットフォームを待望しているお客様が多いことから、近い将来、TIのZigBeeプラットフォームを搭載した認証済の新製品が数多く市場へ出荷されると期待しています」
開発ツールおよび製品供給について
* 関連資料 参照
ハイパフォーマンス・アナログ製品に関する情報は、インターネットでも発信しています。( http://www.tij.co.jp/analog )
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テキサス・インスツルメンツおよび日本テキサス・インスツルメンツについて
テキサス・インスツルメンツ(本社:米国テキサス州ダラス、社長兼CEO:リッチ・テンプルトン、略称: TI)は、グローバルな半導体企業であり、デジタル家電、ワイヤレス市場などに向けたDSP(デジタル・シグナル・プロセッサ)とアナログICを中核とするトータル・ソリューションを提供しています。そのほか、教育関連テクノロジーを展開、世界25ヶ国以上に製造・販売拠点を持っています。
日本テキサス・インスツルメンツ(本社:東京都新宿区、社長:山崎俊行、略称:日本TI)は、テキサス・インスツルメンツの子会社で日本市場における大手の外資系半導体サプライヤです。資本金は362億5,000万円です。大分県日出、茨城県美浦に生産工場があり、茨城県つくばと神奈川県厚木にテクノロジー・センターがあります。
TIに関する情報はインターネットでも発信しています。( http://www.tij.co.jp )
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