神戸製鋼、中国で溶接ロボットシステム事業を展開
中国における溶接ロボットシステム事業の展開について
~唐山開元自動溶接装備有限公司と業務提携契約を締結~
当社は、中国国内での溶接ロボットシステム事業(*注1)を新たに展開します。取り組みに際しては、溶接材料の当社現地拠点「唐山神鋼溶接材料有限公司」(*注2)の共同出資社「唐山開元電器有限公司」のグループ企業である「唐山開元自動溶接装備有限公司」(*注3)と、"溶接ロボットシステムの製造、販売、メンテナンス"全般に渡る業務提携契約を新たに締結します。今後は、同社と連携して現地での販売活動を開始するとともに、メンテナンス体制の整備・確立を図っていきます。
なお、1月28日(日)、唐山市において本件に関する調印式を実施する予定です。
当社の溶接ロボットシステムは、建設機械、建築鉄骨、鉄道車両、橋梁等向け中・厚板鋼板(*注4)の溶接工程を自動化するシステムです。当社ではこれまで、中国を初めとする日系ユーザーの海外進出に際しては、日本からの製品輸出及び出張ベースでのメンテナンスサービスで対応してきました。しかしながら、中国では今後もインフラ整備が急ピッチで進む見込みであり、建設機械、建築鉄骨、鉄道車両、橋梁等の溶接における品質安定化や工程省力化に対する関心がさらに高まっており、日系ユーザーに加えて、現地ユーザーにおいても溶接ロボットシステムに対するニーズが急拡大しています。
今回の事業進出は、このような中で決定したもので、溶接材料の現地パートナーである唐山開元グループとの新たな連携を通じて、現地での溶接ロボットシステムの迅速なメンテナンスサービス体制を早期に確立すると同時に、溶接技術や溶接電源も含めた「溶接ソリューション営業」をこれまで以上に積極的に展開していく考えです。
<業務提携の概要>
提携先: 唐山開元自動溶接装備有限公司
提携内容:溶接ロボットシステム(ロボット本体、電源装置、付帯装置、周辺装置)の製造・販売・メンテナンス事業全般
(神戸製鋼から、唐山開元への技術指導を含む)
対象地域:中国国内(台湾、香港、マカオを除く)
主要分野:建設機械、建築鉄骨、鉄道車両、橋梁など
以 上