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ニュースリリースのリリースコンテナ第二倉庫

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2025'02.12.Wed
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2007'07.06.Fri

大日本住友製薬、多機能モニタ心電計の伝送装置「レーダーサーク伝送システム」を発売

解析機能付き多機能モニタ心電計「レーダーサーク」用伝送システムの新発売について


 大日本住友製薬株式会社(本社:大阪市、社長:宮武健次郎)は、当社が開発し販売中の解析機能付き多機能モニタ心電計「レーダーサーク」の伝送装置として、NTTコムウェア株式会社(本社:東京都港区)のモバイル・テレメディシン(超小型Linuxサーバ「L-Box」)を採用、1月30日より「RC送信装置」「RC受信ソフト」(以下、併せて「レーダーサーク伝送システム」)として販売を開始しますので、お知らせします。


 「レーダーサーク」は突発的な衝撃・振動に強く、従来の心電計のように救急車を停車する必要なく、また、心臓マッサージ中での心電図測定も可能にしました。また、今回発売する「レーダーサーク伝送システム」はNTTコムウェアとの共同開発で、FOMA回線とインターネットを使用し、救急車内の映像、従来では出来なかった12誘導心電図データ、バイタルサインを病院へ確実に送信可能にするほか、下記の特長を有します。

1.搬送中でも停止することなく、心臓マッサージ中でも除細動実施と併用時でも12誘導心電図を測定し迅速に伝送することが可能
2.インターネット環境(固定IPアドレス必要)があればどこでも受信が可能。特別な受信装置や専用モニタが不要で通常のパソコンで受信可能なため、低価格のシステム構成を実現
3.救急車内の動画像を送受信可能で、バイタルサイン(心拍数、SpO2、血圧)も同時に伝送可能
4.データ暗号化により、患者さまの情報を確実に保護
5.複数の病院、また、病院内の複数のインターネット環境にあるコンピュータに情報を同時提供、あわせてテレビ会議等のコラボレーション機能も提供


 当社では、「レーダーサーク」と「レーダーサーク伝送システム」を組み合わせることで、救急車搬送時や災害対応など救命救急医療分野で、より一層貢献できることを期待しています。


以上


(ご参考)

伝送システムの必要性と実態

 急性心筋梗塞症の院内死亡率はCCU(Coronary Care Unit:冠疾患集中治療室)の整備、再潅流療法などにより大幅に改善しましたが、死亡の半数は院外で発生しています。従って、院外心停止への対策が大きな課題になっており、特に発症早期に治療可能な病院に搬送できる搬送態勢の確立と病院前救護の充実が急務となっています。
 「心肺蘇生と救急新血管治療のためのガイドライン」(米国心臓学会作成)では、院外12誘導心電図により心電図を自動診断又は病院に直接伝送することで早期診断を行うことや、ショック例を血行再建可能な病院へ搬送するといった早期診断と重症例の適切な搬送を強く勧告しています。
 日本においても高規格救急車をはじめとして心電図伝送システムが配備されつつありますが、平成16年版消防白書では救急搬送中の心電図測定のうち1.5%しか伝送されていない実態があります。この原因として、システムの互換性の問題により受信できない医療機関が少なくないことや、操作が煩雑で通信速度が遅いため回線状態によっては再接続が必要となるなど問題点が指摘されています。また、バイタルサインについてはリアルタイムの伝送は行われておらず、主に無線や電話により音声で伝えられています。

*伝送システムは救急車から病院で待機する医師に心電図ほかバイタルサインを送信するシステムです。


レーダーサークの概要

 レーダーサークは、大日本住友製薬株式会社が自社開発した多機能心電計・モニタで、12誘導までの心電図をリアルタイムに解析し、SpO2、非観血式血圧の測定も可能です。主な特徴は1)携帯性(2.6Kg)、防滴性、耐衝撃性を実現し、院内のみならず往診、訪問診療、救急、災害医療などの現場で幅広く使用可能であること、2)体動ノイズに強いアルゴリズムを有し、突発的な衝撃や体動ノイズが混入する苛酷な環境下でも測定可能で、モニタかつ心電計として心電図の描出・印刷・解析が可能であること、3)連続20時間の原波形記録、12誘導心電図のリアルタイム動画伝送、院内ネットワークを介し電子カルテへリンク可能なポートを持つことです。
 2005年12月に発売し、医療現場では救命救急科、小児循環器科、循環器内科などでその特徴を認められ、2006年6月に開催された米国救急学会などでも優秀な性能について発表がなされました。

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