シャープ、中小型AV液晶向け「液晶ビデオインタフェースIC」を発売
業界初(※1)、液晶パネル用電源回路を内蔵、周辺部品を従来(※2)の約2分の1に大幅削減
中小型AV液晶向け「液晶ビデオインタフェースIC(※3)」を開発、発売
シャープは、業界で初めて、液晶パネル用電源回路を内蔵した中小型AV液晶向け「液晶ビデオインタフェースIC」<IR3Y63M>を開発、発売いたします。デジタル信号処理による高機能化を図り、周辺部品を従来の約2分の1に大幅に削減します。
ポータブルDVDプレーヤやカーナビゲーション、車載カメラなど携帯AV機器や車載機器の市場は堅調に推移し、さらに今後は中国などを中心に海外市場の拡大が期待されています。これら製品の設計効率化には、基幹部品である液晶ビデオインタフェースICの周辺部品を取り込んだ高機能化が求められています。
当製品は、信号処理をアナログ方式からデジタル方式に変更し、ノイズ干渉を抑制する当社独自の技術により、従来、他の部品で実現していた液晶パネル用電源機能の内蔵化を実現しました。加えて、オンスクリーンディスプレイ(※4)やタイミングコントロール(※5)、VCOM(※6)のドライブ機能までを1チップ化し、周辺部品の大幅な削減に貢献します。
品名
液晶ビデオインタフェースIC
形名
IR3Y63M
サンプル価格(税込み)
500円
量産時期
2007年2月28日
月産台数
300千台
■ 主な特長
1. 業界初、液晶パネル用電源回路を1チップ化し、周辺部品を従来の約2分の1に大幅削減
2. アナログ入力およびデジタル入力に対応
3. 鉛フリー対応品(RoHS指令対応)
(※1) 2007年1月30日現在 当社調べ。
(※2) 当社従来品:RB5P0090M
(※3) 入力された映像信号を液晶パネル専用信号に変換するIC
(※4) ディスプレイの設定モードを画面に表示して操作する機能
(※5) 液晶を駆動させる際に、制御用パルスを発生させる。
(※6) 液晶パネル用対向電極電圧
【お問い合わせ先】
電子部品事業本部 オプトアナログデバイス事業部 企画部 (0745) 65-1161(代)