日本TI、14ビットと12ビットで高速変換レートなど提供するADC製品2品種を発表
日本TI、14ビットおよび12ビットで210MSPSのADC二品種を発表
各種アプリケーションに対応した高速変換レートおよび高分解能を提供するADC製品
日本テキサス・インスツルメンツ(本社:東京都新宿区、社長:山崎俊行、略称:日本TI)は本日、先行の『ADS5546』高速ADC製品ファミリとピン互換性を備え、分解能14ビットおよび12ビットで変換レート210MSPSの高性能を提供する新型ADC、『ADS5547』および『ADS5527』を発表しました。これらの製品は210MSPSの変換レートを備え、70MHzの入力周波数において最高73.3dBFSのSNR(信号-雑音比)ならびに85dBcのSFDR(スプリアス・フリー・ダイナミック・レンジ)をはじめとする業界最高の性能を提供します。
このような高い性能により
■レーダーおよび画像処理において、探知範囲および解像度の向上
■パワー・アンプの非直線性補正向け用途において、正確なアンプ特性の計測
■ビデオおよび画像処理システムにおいて、高画像品質
を提供します。本件に関する詳細はhttp://www.ti.com/sc07010(英文)から参照できます。
『ADS5547』および『ADS5527』は7mm角のリードレス・パッケージで供給されます。
『ADS5547』は業界で最も高速の14ビットADCです。また『ADS5527』は『ADS5547』と同じ変換レートで12ビットの分解能を提供します。これらの高速変換レートおよび高分解能を備えた小型パッケージの新製品は、さまざまなアプリケーションの設計要件に柔軟に対応できます。
『ADS5547』および『ADS5527』のその他の特長
・プログラマブルのパワー・スケーリング・モード
・低消費電力:アナログ・コア1W、総合消費電力1.2W
・サンプル・ホールド回路内蔵
・パラレル出力:CMOSモードおよびDDR LVDSモードを選択可能
・出力タイミングおよびレベル制御を選択可能
・内部リファレンスと外部リファレンスを選択可能
・アナログ電源:3.3 V、デジタル電源:3.3V
・動作温度範囲:-40℃~+85℃(工業用温度範囲)
『ADS5547』および『ADS5527』は、『THS4509』および『THS9001』などの高速アンプ、『GC5016/8』広帯域デジタル・ダウン・コンバータ/アップ・コンバータ、『CDCM7005』クロック・シンクロナイザ/ジッタ・クリーナとの組み合わせ使用によって最高の性能を実現できます。
『ADS5527/47』の特性表
※添付資料を参照
価格と供給について
『ADS5547』および『ADS5527』の両製品は現在出荷中で、TIおよび販売特約店から供給されます。パッケージは7mm 角の48 ピンQFN です。1,000個受注時の単価の参考価格は『ADS5547』が82.50ドル、『ADS5527』が45.00ドルです。サンプルおよび評価モジュールも同時に提供されます。
TIの最新のAmplifier and Data Converter Selection Guideに関しては、http://www.ti.com/supportから参照できます。
ハイパフォーマンス・アナログ製品に関する情報は、インターネットでも発信しています。
(http://www.tij.co.jp/analog)
※すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。
テキサス・インスツルメンツおよび日本テキサス・インスツルメンツについて
テキサス・インスツルメンツ(本社:米国テキサス州ダラス、社長兼CEO:リッチ・テンプルトン、略称:TI)は、グローバルな半導体企業であり、デジタル家電、ワイヤレス市場などに向けたDSP(デジタル・シグナル・プロセッサ)とアナログICを中核とするトータル・ソリューションを提供しています。そのほか、教育関連テクノロジーを展開、世界25ヶ国以上に製造・販売拠点を持っています。
日本テキサス・インスツルメンツ(本社:東京都新宿区、社長:山崎俊行、略称:日本TI)は、テキサス・インスツルメンツの子会社で日本市場における大手の外資系半導体サプライヤです。資本金は362億5,000万円です。大分県日出、茨城県美浦に生産工場があり、茨城県つくばと神奈川県厚木にテクノロジー・センターがあります。TIに関する情報はインターネットでも発信しています。
読者向けお問い合わせ先
日本テキサス・インスツルメンツ株式会社
プロダクト・インフォメーション・センター(PIC)
URL:http://www.tij.co.jp/pic/
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