SBIホールディングス、バイオベンチャーと提携し「SBIバイオテック」が創薬事業に参入
SBIバイオテック株式会社による創薬事業への進出について
~世界初、日・米・中3カ国に及ぶジョイント型創薬バイオベンチャーを目指して~
SBIホールディングス株式会社(以下「当社」)は、当社子会社SBIバイオテック株式会社(以下「SBIバイオテック」)を通じて、米国のODC Therapy,Inc.(以下「ODC」)、中国の長春華普生物技術有限公司(以下「長春華普」)、日本の株式会社ギンコバイオメディカル研究所(以下「ギンコ」)という3カ国のバイオベンチャーとの提携により創薬シーズの提供を受け、継続的な創薬パイプラインを有する創薬事業を開始することにつき各社と基本的に合意いたしました。
SBIバイオテックは、日本における分子生物学の第一人者である新井賢一博士、Jacques Banchereau博士(米国ベイラー免疫研究所所長)、Yong Jun Liu博士(米国MDアンダーソン癌研究所癌免疫研究センター所長)の提唱に当社が賛同し、当初準備計画会社として発足しておりましたが、この度の基本合意を受けて、今後の事業展開に備えるべく、当社及び当社グループの運営ファンドを引受先とする総額19億円の第三者割当増資を実施し、平成19年1月29日付けで払い込みが完了いたしました。また、今後の各社との資本提携、ギンコとの包括的提携に関しても現在準備を進めております。
一般に日本の創薬型バイオベンチャーは、一つの薬の開発に成功したとしても、その後の継続的な創薬シーズ確保が難しく、持続的に成長を維持することが困難となっております。またそのことが、上場バイオベンチャーの株式市場における正当な評価を妨げる原因でもありました。SBIバイオテックは、各国の有力バイオベンチャーとの提携によりこの問題の解決を図り、創薬基礎研究と医薬製品化の事業領域において、世界初となる日本・米国・中国の3カ国に及ぶジョイント型創薬バイオベンチャーとしての飛躍的な成長を目指してまいります。
当社グループは、ベンチャーキャピタルファンドの運営を通じて、従来よりIT・バイオ分野を中心に多数のベンチャー企業への投資・育成を行ってきております。 尚、バイオ分野においては、バイオビジョン・ライフサイエンス・ファンド1号及び、SBIバイオ・ライフサイエンス投資事業有限責任組合を運営中であり、また現在SBIライフサイエンス・テクノロジー投資事業有限責任組合を募集中です。
今般のSBIバイオテックの提携により、SBIグループは今後、バイオベンチャーにファンド投資を行うだけでなく、より直接的にバイオベンチャーの育成に関与し、国内バイオ市場成長へのより一層の貢献を目指してまいります。
1.SBIバイオテックの概要
※ 別紙参照
2.SBIバイオテックと各国バイオベンチャー企業との提携関係図
※ 別紙参照
以上
(※添付資料あり)