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ニュースリリースのリリースコンテナ第二倉庫

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2025'02.12.Wed
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2007'07.08.Sun

三菱重工、大形機械部品の加工向け門形五面加工機「MVR・Dχ」シリーズを開発

大形機械部品の加工に高い生産能力を発揮する「MVR・Dχ」シリーズを発売
主要構造部品のオール鋳物化を実現


 三菱重工業は、タービンや建設機械などの大形機械部品の加工に高い生産能力を発揮する三菱プラノマシセン(門形五面加工機)「MVR・Dχ」シリーズを開発、6日から市場投入する。従来機シリーズの強力な重切削性能を継承しつつ、“より使い易さ”にこだわったハイパワーマシンで、これまで鋼板で構成されていたコラムやクロスレールなど大形構造部品をオール鋳物化し重量アップすることにより、剛性を高め、高品位加工を実現する。

 今回投入するのはMVR28/34 DχとMVR33/39 Dχの2機種。当社ベストセラー機であるMVRシリーズの上位機種としてラインナップするもので、重切削加工に定評のある従来機シリーズに、更なる高速性、高精度、良好な操作性を追求して、生産性とコストパフォーマンスの向上をはかった先進のマシン。パワーは、主軸回転数毎分3,750回転、最大出力45kWとクラス最強。スピードは、Y軸早送り速度をこれまでの毎分24mから30mにアップし、最大切削速度毎分10mを達成して、加工時間の短縮と、工具交換(ATC)やアタッチメント交換(AAC)を含めた非切削時間の削減に大きく貢献する。

 熱変位の極小化をはかっているのも大きな特徴。当社技術本部(高砂、広島両研究所)と共同で熱解析を進め、環境温度変動時の熱変形を抑制して、加工の高精度・高品位化を実現した。また、操作面では、ATC自動復帰機能、故障診断機能、主軸監視モニター機能を飛躍的に向上させたほか、小型液晶による座標値表示付ハンディ操作盤を導入するなど、操作性アップの工夫を随所に導入している。さらに、徹底したモジュラーデザインを採用、部品の共通化や組立作業の効率化をはかって納期の短縮を実現した。

 「MVR・Dχ」シリーズの主な特徴は以下の通り。

1.生産性の向上
(1) 主軸出力、トルクは、クラス最高レベルを実現
(2) 400mm角の強力ラムにより門内全域でのパワフルな切削が可能。
(3) 早送り、ATC/AAC時間の基本性能アップで、クラストップの高速性を達成。

2.高精度加工を実現 
(1) クロスレール上下送りは、0.0001mm検出単位のスケールをコラム両側に標準装備し、サドル左右位置にかかわらず、ツインサーボモーターで高精度位置決めが可能。
(2) 機械本体構造の熱容量対称設計とし、長時間連続運転でも安定した精度をキープ。
(3) Z軸フィードの2軸化で追従性をアップ。

3.簡易なメンテナンスを実現
(1) これまで散在していたメンテナンス機器(潤滑機器類)を一箇所に集中配置、作業者のアクセスを簡易にしてムダな時間を排除。
(2) 切粉飛散の多いコラム前側にオイルパンを、また、コラム内側にはコイルコンベアをそれぞれ標準配置し、容易な切粉処理を実現。

4.環境対策その他
(1) ヘッド周辺の照明を蛍光灯からLED(発光ダイオード)に変更、照度アップとともに省エネ・長寿命を実現。
(2) Y軸テレスコカバー採用で、機械外観に高級感を出し、作業環境にも配慮した。

 「MVR・Dχ」シリーズは、発電用タービンのケーシング、鉄道車両のバキーフレームなどのほか、建設機械、プレス機械、工作機械、射出成形機の構造物の加工にも最適であることから、当社はこの新シリーズを、製造業のものづくりをサポートするフラッグシップマザーマシンと位置づけて積極的な営業を展開、大形門形加工機の国内シェア30%確保を目指していく。
 なお、今回投入の新シリーズは、2月8(木)、9(金)の両日、当社工作機械事業部(滋賀県栗東市)で開催する「三菱工作機械フェア2007」に展示・披露する。

■ MVR・Dχシリーズの主な仕様(※は特別仕様)
 * 関連資料 参照

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