セイコーエプソン、米Maxim社と半導体事業で戦略的協業
半導体事業におけるMaxim Integrated Products, Inc.との戦略的協業について
当社は、このたび、半導体事業においてMaxim Integrated Products, Inc.(以下「Maxim社」)と戦略的協業に関する契約書を締結しましたので、下記のとおりお知らせいたします。
記
1.戦略的協業の理由
当社は、現在、中期経営計画・創造と挑戦1000に基づき、各事業の収益性の改善に向けた諸施策を鋭意展開しております。
その一環として半導体事業におきましては、昨年10月に当社子会社である野洲セミコンダクター株式会社の事業用資産の譲渡について方向付けを行いました。
その後もデバイス事業構造改革に即して施策を検討してまいりましたが、当社の半導体製造技術・設備および高度な品質管理技術を活かしてMaxim社にファンドリサービスを提供することにより同社の事業に貢献し、同社のアジアパシフィックの事業展開における顧客サポートを目的として、このたび、両社間で長期的なファンドリパートナーシップの協業に関する契約書を締結することになりました。
これにより、当社としましては、主力である8インチウェハーの製造設備を最大限活用し、半導体事業において安定した稼働率を確保できる事業構造への転換を推進することが可能となります。
また、Maxim社におきましては、アジアパシフィックにおける製造拠点を拡充することにより、安定した品質での製品供給とサポート体制の強化を図ることができます。
当社では、今後も電子デバイス事業構造改革を積極的に推進することにより、業績改善に向けて全社一丸となって取り組んでまいります。
2.Maxim社の概要
(1)商号 Maxim Integrated Products, Inc.
(2)所在地 120 San Gabriel Drive Sunnyvale, CA 94086
(3)設立 1983年
(4)事業内容 アナログ、ミックスドシグナル、高周波、デジタル回路の設計、開発および販売
(5)従業員数 約9,000名
3.今後の見通し
本件にともなう業績予想の修正はありません。
以上