米ウェブセンス、内部的なセキュリティにも対応する情報漏えい対策ソリューションを発表
ウェブセンス、新製品「Websense(R) Content Protection Suite」を発表
~新たな情報漏えい対策ソリューションで組織を強力に保護~
2007年2月6日、サンフランシスコ(RSA Conference) - 従業員インターネット・アクセス管理ソリューションを提供するウェブセンス(=Websense)は、昨今のビジネスにおいて最重要課題とされている情報セキュリティの問題に対応する新製品を発表しました。この新たなソリューションは、組織の機密情報が承認なく使用されたり、外部に漏出することを防ぐと同時に、ユーザと情報を外部の悪意のある脅威から保護します。
新製品「Websense(R) Content Protection Suite(ウェブセンス コンテントプロテクションスイート)」は、故意に社外に持ち出される情報だけでなく、過失による機密情報の漏えいも防止するなど、内部的なセキュリティの脅威を原因とする情報漏出から組織を保護します。
「Websense Content Protection Suite」の新しい構成要素の1つに、「Websense Content Auditor(TM)(ウェブセンス コンテントオーディター) 」があります。このソフトウェアは、ネットワーク内の機密データを検出し、そのデータを使用している人と、そのデータがどのように使用されたかを特定します。このソフトウェアを使用することで、組織の情報セキュリティと経営方針との間に存在する溝が明らかになり、政府規制、業界基準、コーポレート・ガバナンスのガイドラインに基づき、ポリシーならびにプロセスに潜在するリスクを判明します。
同じく新たな構成要素となる「Websense Content Enforcer(TM)(ウェブセンス コンテントエンフォーサー)」は、ユーザおよびコンテンツベースのポリシー管理とレポートを通じて、コンプライアンス・ポリシーとリスク管理ポリシーを実施します。
ウェブセンスはまた、特許出願中の「ThreatSeeker(TM)」(不正コンテンツ識別・分類テクノロジ)に、WebレピュテーションスコアリングというWebレピュテーション(評判)をスコアリング(評価)する新機能を搭載します。この新機能により、「ThreatSeeker」は、レピュテーションスコアと不審な特性に基づいた、さらに精度の高いWebサイトの検出と分類を実現します。これらリスクの高いサイトは脅威の「watch list(警戒リスト)」に追加され、こうしたサイトへの従業員のアクセスをブロックすることで、外部のWebベースの脅威に対するセキュリティ適用範囲を拡大することが可能となります。ThreatSeekerテクノロジは、Webベースのセキュリティの脅威(一般的に、アンチウイルスや侵入防止システムといったセキュリティ・テクノロジでは防ぎきれない、あるいは防御にコストがかかりすぎる脅威)に対する事前防御を実現します。
この新製品とさらに強化されたテクノロジにより、組織は内部および外部のセキュリティの脅威から、自社の機密情報やブランドの評価を強力に保護することが可能です。
Altura Credit Unionの技術部門副社長のGlen Chrzas氏は次のように述べています。「銀行業界は非常に規制された業界であるため、当信用組合でも組織のネットワーク外に決して漏出できない何百万もの機密データがあります。過失であろうと悪質な盗難であろうと、組合員の情報といった機密情報が流出した場合、非常に大きな代償を支払うことになります。『Websense Content Protection Suite』により、ネットワーク・トラフィックのすべての送受信の監視とフィルタリングを実施し、当信用組合、組合員、組織の情報を確実に保護することができます。」
ウェブセンスCEOのジーン・ホッジス(Gene Hodges)は次のように述べています。「従来の『座して待つ』セキュリティ・アプローチ(多くのセキュリティ・ベンダーがいまだにこの方法を採用しています)では、今日存在する組織内外の脅威の進化に対応することはできません。組織は、電子メールを介して感染するウイルスから自身を保護する方法を習得しましたが、組織の情報保護が、目下の最大の課題になってきています。この新しい形のセキュリティプロテクション製品の発表により、ウェブセンスは顧客の知的財産保護を支援します」
新製品「Websense Content Protection Suite」は、1月に取得したPortAuthority Technologies社のテクノロジをベースにしています。「Websense Content Protection Suite」は、外部へ送信されるデータや社内ネットワークを流れるデータ、USBメモリなどポータブル・メディア・デバイスやエンドポイント・デバイスへの情報漏出を防止し、機密情報がどのような環境下でネットワークを経由し、外部へ送信されるかを詳細に管理することが可能になります。
■発売時期
「Websense Content Protection Suite」は、2007年2月8日(木)に北米で発売開始となります。最新機能を追加したThreatSeekerテクノロジを搭載した「Websense Web Security Suite」の最新バージョンは第2四半期の発売を予定しています。
■ウェブセンスについて
ウェブセンス(NASDAQ上場、ティッカー:WBSN)は、インターネット・アクセス管理ソリューションの世界トップ企業で、世界2,450万人以上の従業員の保護に貢献しています。Websense製品は、スパイウェア、フィッシング攻撃、ウイルスやクライムウェアなどのWebベースの脅威をプロアクティブに検出し、顧客を保護します。多数のパートナー企業と技術統合している製品との連携によって、ウェブセンスは顧客のネットワークとセキュリティ環境を一層強化します。
ウェブセンス・ジャパン株式会社は、ウェブセンス社の日本法人で、2001年10月に設立されました。ウェブセンス・ジャパン株式会社については、 http://www.websense.co.jp をご参照ください。