ボーランド、EclipseベースのJava開発ツール「JBuilder 2007日本語版」を発売
オープンソースの活用を推進するEclipseベースのJava(TM)開発ツール「JBuilder(R) 2007日本語版」を販売開始
企業のJava開発におけるオープンソースの利用と生産性・品質の確保を両立
ボーランド株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:徳永信二、以下 ボーランド)デベロッパーツールズ事業本部は、EclipseベースのJava(TM)開発ツールの最新バージョン「JBuilder(R) 2007日本語版(ジェイビルダー2007、以下、JBuilder 2007)」の販売を本日より開始しました。製品の出荷は、2007年2月28日から開始する予定です。JBuilder 2007は、新たにEclipseを統合開発環境のプラットフォームとして採用し、定評あるエンタープライズRAD機能による生産性と、オープンソース活用のメリットの両立を実現した製品です。
今日のJava開発では、オープンソースを含むさまざまなテクノロジースタックの活用が一般化しています。アプリケーションサーバーやフレームワーク、プラグインツールなどの活用は、Java開発の効率化に貢献していますが、一貫性を保障していないこれらのソリューションをいくつも利用することによって、ソフトウェア開発環境は非常に複雑化しています。特に企業におけるオープンソースの利用では、その環境の整備と品質の維持のために、膨大な労力を要するようになっており、TCOの削減を期待して導入したオープンソースソリューションが、逆にTCOを押し上げている例も見られます。
JBuilder 2007は、もはや避けられない潮流であるJavaにおけるオープンソースの利用と、企業における生産性と品質の確保の両立という困難な課題に対処するJava開発環境の新しいかたちを提案します。新たに採用したEclipseベースの統合開発環境に、実績あるJBuilderのエンタープライズRAD機能を搭載し、検証済みのプラグイン、ツール、フレームワークセットを統合して、すぐに利用できるように提供することで、オープンソースプラットフォームにありがちな混乱や、面倒なインストール/管理作業をなくし、オープンソースのメリットを享受しながら、開発生産性の向上を実現します。
さらに、UML(R) 2.0準拠のモデリング機能Together(R)を全面的に採用し、EJB(TM) 3.0対応のビジュアルEJBデザイナ、Webサービスデザイナなど、SOAテクノロジーを実装するための強力な開発支援機能を搭載しています。Javaのパフォーマンス問題を解決するOptimizeit(TM) 2007など、ソフトウェア品質に対処するための機能も多数搭載しており、Javaアプリケーションの品質向上に貢献します。
JBuilder 2007日本語版は、本日より2月15日まで開催中の株式会社翔泳社主催「Developer Summit 2007」や、3月6日に東京・目黒雅叙園にて開催予定の「第4回 CodeGearデベロッパーキャンプ( http://www.borland.com/jp/events/dcamp/ )」で、その詳細をご覧いただけます。
■JBuilder 2007の主な新機能製品概要
JBuilder 2007の主な新機能は以下のとおりです。
・オープンソースツールを柔軟に取り込めるEclipseベースの新しい統合開発環境
開発環境を完全にEclipseベースに移行しました。これにより、定評あるJBuilderの高生産性機能とオープンソースプラグインの両立を図ることができます。
・旧バージョンのJBuilderプロジェクトをすばやく取り込めるマイグレーションウィザード
従来のJBuilderプロジェクトを簡単に移行できるウィザードを提供します。
J2EE(TM)アプリケーションも、最新のEJB 3.0準拠のアプリケーションに容易にアップグレードできます。
・UML 2.0対応のモデル図とJavaコードのリアルタイム連動をサポートするTogetherを搭載
JavaコードやEJBアノテーションとUML 2.0準拠のクラス図のリアルタイム連動を実現。ユースケース図やシーケンス図などもサポートしており、本格的なモデリングツールとして活用できます。
・Optimizeit 2007 for Eclipseの搭載によりパフォーマンス問題の解決を強力に支援
JVMにおけるメモリの使用状況やCPUの使用状況のモニタ、メモリリークやスレッドバグを検出できるOptimizeitを用いれば、複雑なJEE(TM)アプリケーションを含むJavaアプリケーションの品質問題をすばやく解決できます。
・EJBやWebサービスのビジュアル開発をサポート
ビジュアル操作でEJBを開発可能。既存のデータベーススキーマからも簡単にエンティティBeanを作成できます。また、EJBやJavaクラスを簡単な操作でWebサービスとして実装できます。
・チーム開発を効率化するP2P機能、TeamInsight(TM)、ProjectAssist(TM)
チームコラボレーションを効率化するP2P機能を搭載。チームの開発状況を掌握できるコックピットTeamInsightや、オープンソースの管理インフラを単一ビューで一元化し、アプリケーションライフサイクル管理を効率化するProjectAssistなど、分散拠点での開発にも対応したチーム開発支援機能が搭載されています。
※搭載されている機能は、エディションによって異なります。
詳細は、 http://www.borland.com/jp/products/jbuilder/ に掲載されている製品カタログならびに機能一覧をご覧ください。
■販売・出荷時期と標準価格
【販売開始日】2007年2月14日
【出荷開始日】2007年2月28日
【標準価格】JBuilder 2007 Enterprise 税別 ¥300,000 (税込:¥315,000)
JBuilder 2007 Professional 税別 ¥ 98,000 (税込:¥102,900)
JBuilder 2007 Developer 税別 ¥ 48,000 (税込:¥ 50,400)
【販売方法】・全国の主要量販店
・ソフトウェア流通代理店各社 http://www.borland.com/jp/partners/directory/distributors/index.html
・ボーランドのWeb販売サイト「ボーランドストア」 http://store.borland.co.jp/
■ボーランドについて
1983年に設立されたボーランドソフトウェアコーポレーション(NASDAQ:BORL)は、Open ALMソリューションを提供するリーダー企業です。お客様が導入している開発プロセス、ツール、プラットフォームに対してオープンな製品とサービスにより、開発プロジェクトの作業や状況を管理、測定、改善するためのソリューションを提供します。ビジネスにおけるソフトウェア価値を最大化するための方法についての詳細は、 http://www.borland.co.jp をご参照ください。
■CodeGearについて
ボーランドの開発ツール部門は、「CodeGear」として、開発者に100%フォーカスしたビジネスの展開を開始します。CodeGearは、個人から企業の開発チームに至る広範囲のソフトウェア開発者のために、高い生産性を生み出す革新的な開発ツールを提供します。CodeGearの製品は、複雑なテクノロジーとタスクを単純化し、プラットフォームの選択の呪縛から開発者を解放します。これにより、開発者は、アプリケーションを構成するインフラの影響を最小化できるので、アプリケーション設計に集中できるようになります。CodeGearの取り組みについては、米国のCodeGear Webサイト http://www.codegear.com 、またはCodeGearのデベロッパーコミュニティ http://dn.codegear.com/jp をご覧ください。
*Borland、CodeGear、JBuilder、Together、TeamInsight、OptimizeitおよびすべてのBorlandブランドおよび製品名は、米国およびその他の国におけるBorland Software Corporationのサービスマーク、商標、または登録商標です。その他すべてのマークは、その所有者に帰属します。
< 読者のお問い合わせ先 >
ボーランド株式会社 お問い合わせ窓口
〒160-0023 東京都新宿区西新宿1-23-7
新宿ファーストウエスト
TEL.(03) 5323-3071
E-mail.Sales.Japan@borland.com
URL:www.borland.co.jp