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ニュースリリースのリリースコンテナ第二倉庫

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2025'02.06.Thu
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2007'08.07.Tue

ユニチャーム、神戸大と共同で大人用パンツ型オムツの「はき心地」など研究成果を発表

下着感覚の失禁ケア用品の開発実現に向け
ユニ・チャーム、神戸大学との産学共同

大人用パンツ型オムツの「はき心地」を研究
“三角ゾーンの伸縮性”の重要性を解明

日本家政学会(5月)、日本繊維製品消費科学会(6月)で発表予定 


 ユニ・チャーム(株)生活科学研究所は、神戸大学発達科学部と共同で、大人用パンツ型オムツに関して、高齢者の体型や歩行動作に適応した「はき心地」の向上に関する研究を実施いたしました。

<研究の概要>
 加齢とともに誰にでも起こりうる“尿失禁”。今後は、元気な高齢者が下着感覚で使用できる「はき心地の良い」パンツ型オムツの需要が見込まれます。従来の大人用パンツ型オムツは、その「はき心地」の改善に向け、胴回りのフィットギャザー部や、尿を吸収する吸収体部の改良を中心に行われてきました。しかしながら、これまで「はき心地」に関して科学的に研究されることはありませんでした。
 このたび、当社は、大人用排泄ケア用品のリーディングカンパニーとして、パンツ型オムツの「はき心地」の良さを科学的に検証するため、神戸大学との共同研究を実施いたしました。高齢者の体型や歩行動作を考慮した主観評価試験と、オムツ部位と素材適正を3次元DLT 法(※1)およびKES評価(※2)を用いて検討いたしました。
 その結果、パンツ型オムツの「はき心地」の良さは、フィットギャザー部や吸収体部よりも、その中間に存在するお尻のあたる部分(以下“三角ゾーン”と呼ぶ)の肌の動きに対する追随性、すなわちフィット性が重要であることを解明いたしました。また“三角ゾーン”のフィット性を確保する材料の特性として“伸縮性”が重要であることを見出しました。
 この研究成果は、今後の下着感覚のパンツ型オムツの製品化に役立てるとともに、本年の日本家政学会(5月、場所:岐阜)、日本繊維製品消費科学会(6月、場所:東京)にて発表する予定です。

※1:3次元DLT(Direct Linear Transformation)法… 
 三角測量の原理に基づき、2台以上のカメラを用い多方面から計測したマーカーの位置を三次元座標に再構築する方法。
 一般には生体工学または人間工学の研究に用いられている。 

※2:KES(Kawabata's Evaluation System)評価… 
 日本繊維機械学会が中心となって開発された繊維計測システム。
 下着や洋服などテキスタイル素材の特性評価に用いられている。

<研究の背景>
 当社は、日本の高齢化社会を見据え1987年から大人用排泄ケア用品『ライフリー』ブランドを展開しています。また1995年にはリハビリテーションを目的としたパンツ型オムツ『ライフリー リハビリ用パンツ』を世界に先駆けて発売。寝たきりの方をつくらない介護生活を提案し、高い評価をいただいています。
 加齢にともなう身体的活動量の低下の象徴としてあげられる“尿失禁”は、男女ともに誰にでも起こりうる生理現象です。今後は、団塊世代の高齢化にともない、介護を必要としないまでも、尿失禁症状があるという元気な高齢者(アクティブシニア)が増加し、下着感覚で使用できる「はき心地の良い」パンツ型オムツの需要が高まることが予想されます。
 従来の大人用パンツ型オムツは、その「はき心地」の良さを改善するために、フィットギャザー部や吸収体部の改良を中心に行われてきました。しかし、その「はき心地」が科学的に解明されることはありませんでした。そこでこの度、当社は大人用排泄ケア用品のリーディングカンパニーとして、パンツ型オムツの「はき心地」に関する研究を神戸大学と共同して実施することにいたしました。

<研究の内容>
 * 関連資料 参照

<研究の成果>
 加齢による身体活動量の低下にともない、男女とも誰にでも起こりうる“尿失禁”。今回、この失禁対策として「はき心地」の良いパンツ型オムツについて研究を試みました。今回の研究で、真の「はき心地」の良いパンツ型オムツの実現には、“三角ゾーン”の肌への追随性(フィット性)が大きく影響し、その追随性を確保する材料特性として“伸縮性が重要である”ことを解明しました。
 この研究の成果は、元気な高齢者の方々が安心して外出できる下着感覚のパンツ型オムツの開発に役立ててまいります。また、本年5月の日本家政学会(場所:岐阜)及び6月の日本繊維製品消費科学会(場所:東京)において発表する予定です。

<共同研究者 紹介>
■神戸大学 発達科学部 人間行動学科  柳田泰義 教授
■神戸大学 発達科学部 人間行動学科  岡田修一 教授
■神戸大学 発達科学部 人間行動学科  前田正登 助教授
■神戸大学 発達科学部 人間環境学科  井上真理 助教授

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