三井物産、豪州エンフィールド油田の新規掘削・既存井改修作業で追加支出を承認
豪州エンフィールド油田新規掘削・既存井改修作業のこと
当社100%子会社であるミツイ・イー・アンド・ピー・オーストラリア社(以下MEPAU社)は、同社が40%権益を保有する豪州WA-28-L鉱区内エンフィールド油田につき、パートナーのウッドサイド・エナジー社(以下ウッドサイド社)と共同で新規掘削・既存井改修作業を進めることに合意し、今般2007年度の予算として総枠約3.9億米ドル(当社持分約1.5億米ドル)の追加支出を承認しました。
同油田は2006年7月24日より生産井5本にて生産開始し、日量生産量は最高74,000バレルまで達しましたが、同9月に主要生産井である3号井より早期の出水、想定外の出砂が確認された為、同生産井を停止し、現在は生産井4本にて操業中です。それに伴い、日量生産量も当初の予想を下回る40,000バレル強(2007年1月平均)で推移しています。両社にて、最新の油層状況の把握と生産性向上の検証を進めた結果、4本から7本の新規掘削及び既存井改修作業の採算性確保に目途が立った為、同追加支出の合意に至りました。同作業の実施により2007年度の平均日量生産量は45,000バレルから55,000バレル程度となることを見込んでおりますが、資機材の到着に遅れが生じた場合は45,000バレル程度に留まる可能性もあります。
MEPAU社はウッドサイド社とともにエンフィールド油田開発を最優先事項と位置づけ、同油田の生産性向上を図るべく新規掘削・既存生産井改修作業を鋭意進める予定であり、2008年度も追加投資を検討しています。
エンフィールド油田プロジェクト
エンフィールド油田は、MEPAU社が2004年3月31日に豪州最大手石油・ガス開発会社であるウッドサイド社より取得した、豪州北西海上WA-28-L/WA-271-P鉱区内に存在する既発見未開発油田群(エンフィールド油田、ヴィンセント油田およびラヴァーダ油田)の一つ。
同社をオペレーターとして開発を進め、2006年7月24日より生産開始。13の井戸(生産井5本、水圧入井6本、ガス圧入井2本)で構成され、浮体式海洋石油生産・貯蔵・積出施設を使用して生産中。
尚、同鉱区内のヴィンセント油田は2008年上半期の生産開始に向け現在共同開発作業中。
鉱区位置図
※添付資料を参照
ご注意:
本発表資料には、将来に関する記述が含まれています。こうした記述はリスクや不確実性を内包するものであり、経営環境の変化などにより実際とは異なる可能性があることにご留意ください。また、本発表資料は、日本国内外を問わず一切の投資勧誘またはそれに類する行為を目的として作成されたものではありません。