リニアテクノロジー、最大500mAを連続供給可能な同期整流式降圧レギュレーターを販売
リニアテクノロジー、新製品「LTC3563」を販売開始
1.28V/1.87V出力をピンで選択可能、最大500mAを供給する同期整流式降圧DC/DCコンバータ
2007年2月26日 - リニアテクノロジーは、2mm×2mm DFN-6パッケージで最大500mAの出力電流を連続供給可能な高効率、2.25MHz、同期整流式降圧レギュレータ「LTC3563」の販売を開始しました。1,000個時の参考単価は202円(税込み)からで、リニアテクノロジー国内販売代理店各社経由で販売されます。
LTC3563は1.28Vまたは1.87Vの出力電圧をピンで選択可能なので、アギアシステムズ(Agere Systems Inc.)社の最新世代携帯電話用ベースバンド・チップセットに最適です。固定周波数電流モード・アーキテクチャを採用し、2.5V~5.5Vの入力電圧で動作するので、1セル・リチウムイオンまたは複数セル・アルカリ/NiCad/NiMHアプリケーションに最適です。2.25MHzのスイッチング周波数により、高さ1mm以下の小型で低コストのセラミック・コンデンサやインダクタを使用可能で、ハンドヘルド・アプリケーション向けに実装面積が非常に小さいソリューションを提供します。
LTC3563はRDS(ON)がわずか0.35Ω(Nチャネル)と0.50Ω(Pチャネル)の内部スイッチを使用して、96%の高い効率を達成します。また、100%デューティサイクルの低損失動作により、入力電圧と等しい出力電圧が可能で、バッテリ動作時間をさらに延長します。LTC3563は低リップル(<20mVPK-PK)のBurst Mode(r)動作を使用して無負荷時の消費電流をわずか26μAに抑えます。シャットダウン時には消費電流を1μA以下に低減するので、バッテリ寿命を最大限に延ばします。この他に、±2%の出力電圧精度、内部ソフトスタート、熱保護機能などを特長としています。
◆LTC3563の特長:
・ピンで選択可能な出力電圧:1.28V/1.87V
・低出力リップル(<20mVPK-PK)Burst Mode(r)動作:IQ = 26μA
・入力電圧範囲:2.5V~5.5V
・高効率:最大96%
・2.25MHzの固定周波数動作
・低損失動作:100%デューティサイクル
・ショットキー・ダイオードが不要
・内部ソフトスタートによって突入電流を制限
・シャットダウン時の消費電流:<1μA
・電流モード動作により、優れた入力および負荷過渡応答を実現
・熱保護機能
・2mm×2mmの6ピンDFNパッケージ
●画像:1.28V/1.87V出力をピンで選択可能な500mA同期整流式降圧レギュレータ
(※ 関連資料を参照してください。)
(注)RDS(ON)のDS(ON)、VPK-PKのPK-PK、IQのQは下付
以上