日本テクトロニクス、最適化用ソフトウエア・アプリケーション「TrendNavigate」を発表
テクトロニクス、UTRANパフォーマンス・ソリューションを発表し、
3Gネットワーク最適化製品のラインナップを強化
~業界初のネットワーク最適化アプリケーション・スイートを補完する
TrendNavigateがサービス異常の特定と問題解決を促進し、
事業の収益性を向上~
日本テクトロニクス株式会社(代表取締役社長 鈴木 有國 TEL 03-6714-3111)は本日、ネットワーク・サービスの異常をすばやく特定し、問題を解決することで損失を未然に防ぐ独自のソフトウェア・アプリケーション、「TrendNavigate(トレンドナビゲート)」を発表し、3Gネットワーク最適化製品ラインナップのさらなる充実を図ります。TrendNavigateは、テクトロニクスがネットワーク事業者向けに初めて投入したアプリケーション・スイートの1つである、UTRAN(UMTS Terrestrial Radio Access Network)用のネットワーク/サービス・アナライザ「NSA(エヌエスエー)」プロトコル解析ソリューションを補完するもので、トラブルシューティングの改善とネットワーク性能の最適化に有効です。
今回の発表により、核となるNSAと、モニタリング用、解析用、最適化用のアプリケーションで構成されるネットワーク最適化製品のラインナップが整います。この製品ラインナップには、移動体ネットワーク用の「UA(統合アシュアランス)」ネットワーク管理スイートや、RF障害の検出とカバレッジ・チェックを行う「RF Scout(RF スカウト)」も含まれています。ネットワーク事業者は、これら強力なKPI(キー・パフォーマンス・インジケータ)ベースの製品ラインナップにより、エンドユーザに不便を感じさせることなく、最大の課題であるインフラとサービスの提供に関わるコストを管理できるようになります。
ネットワーク上を行き交うデータ・トラフィックは、今後も指数関数的に増大していくと予測されます。この傾向とUTRANの複雑さ、QoSに対するお客様の期待があいまって、エンドツーエンドのモバイル・ネットワーク最適化ソリューションのニーズが高まっています。移動体事業者は、加入者の増加とサービス品質に対する厳しい要件に対応しながら、既存のネットワークから最大の性能と価値を引き出す必要があります。同時に、スタッフの増員とインフラの効率化にも迫られています。こうした状況下において事業者が最適化ソリューションに期待するのは、トラフィックの増加に対応しながらネットワーク品質とカバレッジを維持できること、短時間でネットワーク性能を評価できること、設備/運営経費を削減できること、そして損失につながるおそれのある潜在的な問題をいち早く特定できるということです。
■ 視認性を高めて効率を向上させるTrendNavigate
ダッシュボードのカスタマイズが可能なTrendNavigateはKPIトレンド解析ツールでもあり、ネットワーク性能のベンチマーク・テストに使用できます。事業者は基準となる値を設定し、ネットワークのアップグレードや最適化の前後でベンチマークを比較することにより、傾向や変化を知ることができます。また、時間軸に沿って傾向を解析することで、わずかな性能の低下をも特定することができます。
TrendNavigateは、数日、数週間、数ヶ月の期間にわたる複数のRNC、セッションからデータを集約し、ネットワーク性能を一目で評価することができます。
TrendNavigateのもう1つの特長は、レポートやアラームの自動生成です。トップ・セルやコーズ・バリュー・レポート、トップ/ワースト・セル/エリア/ハンドセットを視認できる地図レポートなどの機能を備えています。
さらに、ユーザが定義可能なダッシュボードのKPIから個々のコールへのドリルダウン解析にいたるまで、シームレスな解析が可能です。ネットワーク問題の根本原因をエリア、セル、サービス、ハンドセット、さらには個々のコールまで絞り込めるため、トラブルシューティングに要する時間を大幅に短縮することができます。
■ テクトロニクスのネットワーク最適化製品ラインナップについて
テクトロニクスが提供するネットワーク製品ラインナップは、NSA、RF Scout、統合アシュアランスなどのコンポーネントを中心に構成されています。柔軟性の高い包括的な機能により、ネットワーク事業者はエンドユーザに不便を感じさせることなく、インフラとサービス提供のコストを管理するという、最大の課題を効率的に解決することができます。また、移動体ネックワークのさまざまなライフサイクル全体をカバーします。
NSAにはIub/Iur/Iu-CS/Iu-PSインタフェースの完全自動設定機能が搭載されているため、データの収集や解析に要する時間が大幅に短縮されます。さらに、モバイル・ネットワーク・トポロジが完全に自動的に検出されるため、3Gネットワークを稼動させたまま効果的なトラブルシュートを行うことができます。業界で最も詳細かつ広範囲に定義されたKPIにより、サービスごと(音声、ビデオ、パケットなど)、ネットワーク装置ごと(セル/NodeB/RNC/SGSN/MSCなど)、通話や加入者ごと(IMSI/MSISDNなど)の詳細情報と、ネットワーク・インフラ上の通信プロトコル・イベントとを関連付けることができます。移動体無線ネットワークのモニタリング、解析、最適化をシームレスかつ詳細に実行し、業務に重要なパフォーマンスやネットワークのコスト・パラメータを効率的に最適化することができます。
統合アシュアランスのネットワーク・マネジメント・スイートは、お客様に対するサービス、ネットワークの品質保証のため、ネットワークのパフォーマンスをエンドツーエンドで監視できる統合されたモニタリング・ソリューションです。
このスイートには、実際に試験呼を発呼してVoIP環境における音声、ビデオの品質を測定するアクティブ・テストの機能が含まれています。こうしたアクティブ・テストを用いたトラブルシューティング、プロビジョニング、サービス品質監視の自動化を通じ、加入者が実際に体験するサービス品質をテスト結果に反映させることができます。
RF Scoutは、エアー・インタフェースにおける干渉源を特定し、信号品質をチェックすることのできる業界初のフィールド用ハンドヘルド製品です。ネットワーク・パフォーマンスのプランや最適化を業務としているお客様は、本製品を導入することによりカバレージ問題やRF信号品質に影響するサービス帯域内または帯域外の干渉を調査、発見、分析、文書化できます。ハンドヘルド形状で高性能、堅牢なRF Scoutは、持ち運びに便利で、ビル内でも屋外でも信頼性の高い正確な測定を行うことができます。
■ 価格
-TrendNavigate
504万円(税別)
-TrendNavigateを含むパフォーマンス最適化ソリューション 最小構成
1,877万円(税別)より
テクトロニクスについて
テクトロニクスは、計測およびモニタリング機器メーカとして、世界の通信、コンピュータ、半導体、デジタル家電、放送、自動車業界向けに計測ソリューションを提供しています。60年にわたる信頼と実績に基づき、お客様が、世界規模の次世代通信技術や先端技術の開発、設計、構築、並びに管理をより良く行えるよう支援しています。米国オレゴン州ビーバートンに本社を置くテクトロニクスは、現在世界19か国で事業を展開しています。詳しくは、 www.tektronix.com をご覧ください。日本テクトロニクスは、米テクトロニクスの100%出資の日本法人です。
詳しくは、 www.tektronix.co.jp をご覧ください。
テクトロニクスは通信事業者と機器メーカ向けに、固定、モバイル、IP、コンバージェンス・マルチサービス・ネットワークを対象とした、包括的で他に例のないネットワーク診断および管理ソリューションを提供しています。これらのソリューションは、固定とモバイルのコンバージェンス、ブロードバンド・ワイヤレス・アクセス、IPTVを含むトリプルプレイ・サービスなどのアーキテクチャとアプリケーションに対応しています。
お客さまからのお問合せ先
日本テクトロニクス株式会社 お客様コールセンター
TEL 03-6714-3010 FAX 0120-046-011
URL http://www.tektronix.co.jp/
TektronixおよびテクトロニクスはTektronix, Inc.の登録商標です。
本プレスリリースに記載されているその他すべての商標名および会社名は、各社のサービスマーク、商標、登録商標です。