ゼンテック、アナログTVに直接接続できる小型ワンセグモジュールを発売
デコーダ内蔵小型ワンセグモジュール
既存のアナログTVに直接接続できる小型ワンセグモジュールを販売開始
株式会社ゼンテック・テクノロジー・ジャパン(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大谷省三、以下、「ゼンテック」)は、ワンセグ小型受信モジュールの販売を3月5日より開始いたします。
今回販売を開始するモジュールは、チャンネルスキャンを始め、二ヶ国語対応、EPG(番組表)、番組情報、字幕などもサポートし、ワンセグ受信機器に求められる機能を備えています。具体的には、41.6×31.7mmの小型基板にワンセグチューナ、H.264 ビデオデコーダ/ビデオエンコーダ、AACオーディオデコーダ/DACを実装しています。また出力はコンポジットビデオ信号とステレオ2chアナログオーディオ信号があり、モジュールのI/F端子にコネクタを取り付けるだけで、既存のアナログTVに直接接続できるようになっています。モジュールの制御は、外部からのUART(シリアル通信)で行います。
2006年4月からワンセグ放送が開始されて以来、「いつでも」、「どこでも」をキーワードに、携帯電話だけでなく、PC向けのUSB、SDIO受信モジュールを始めてとして、多くのワンセグ受信機器が登場してきています。今後、様々な携帯機器でワンセグ受信が可能となることにより、ワンセグ放送に対する需要が一段と拡大すると思われますが、実際には、ワンセグ受信機能をもつ携帯機器の開発には多大な時間を要している状況です。
本モジュールは小型(41.6×31.7mm)のため、多種多様の機器に組み込むことが可能であり、車載用機器を始め、ポータブルDVDプレーヤ、パーソナルナビゲーション端末などへの実装を容易にします。また本モジュールは、必要な機能をすべて実装しUART経由で制御するだけで、短期間でワンセグ受信機を開発することができます。
このように本モジュールは、あらゆる携帯機器での手軽なワンセグ放送視聴を目的として開発致しましたが、今後、ポータブルワンセグ受信機の製品を企画している会社などに、積極的な販売活動を展開してまいります。
[用語解説]
・AAC:日本のデジタル放送で使用される音声の圧縮規格の名称
・DAC:デジタル信号をアナログ信号に変換する回路
・コンポジットビデオ信号:アナログテレビで広く使われるビデオ規格
・シリアル通信:コンピュータ間で、データの送受信を2 本の線で行う通信方式
ワンセグモジュールの仕様:
※ 関連資料参照
<株式会社ゼンテック・テクノロジー・ジャパンについて>
1997年に創業者である社長大谷省三により、世界のソフトウェア技術の頂点にある米国シリコンバレーに設立されたゼンテック・テクノロジー・インク(現在は連結子会社)を母体とし、2000年2月に本邦に設立されました。
ゼンテックは、デジタル家電事業、モバイル関連事業、ネットワーク関連事業と、これら事業の価値創造性を高める為に設けられた、戦略的投資事業の4 事業を展開しています。最先端かつ高度な自社技術を保有しており、デジタルTV標準規格ミドルウェアのライセンス提供、ハードウェア製品の販売、携帯・カーナビ分野のソフトウェア開発のほか、システムインテグレーション、カスタマイゼーション、QA(Quality Assurance:品質保証)事業など、画期的な情報家電技術ソリューションなどを提供しております。また、ブロードバンド無線機器、およびセキュリティ・ネットワーク機器などの開発、販売、保守メンテナンスなども行い、各分野で優れた技術力を発揮し、戦略を展開しております。ゼンテックは各事業の高度な要素技術を融合させ、新たな製品、市場の創出を目指すと共に、日・米・シンガポールの拠点より世界に向け、ユビキタス社会の実現に貢献する事を使命としております。
さらに詳しい情報につきましては、 http://www.zentek.co.jp/ をご参照ください。
・記載された社名および製品名は各社の登録商標もしくは商標です。