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ニュースリリースのリリースコンテナ第二倉庫

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2025'02.04.Tue
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2007'08.13.Mon

サカタのタネ、トルコギキョウの中輪・八重咲きF1新品種「マシュマロ ピンク」を発売

新シリーズ
秋から冬の低温・短日期でも栽培しやすい中生の中輪・八重咲きF1品種 
トルコギキョウの新シリーズ『マシュマロ』の種子発売
シリーズ第一弾として『同ピンク』を発売


 サカタのタネでは、トルコギキョウで秋から冬の低温・短日条件下で発生するブラスチング(※)が起きにくく、暖地の秋冬切り作型に好適な中輪・八重咲きのF1品種の新シリーズ『マシュマロ』を開発しました。その第一弾として『マシュマロ ピンク』を全国の種苗店を通し、生産者向けに販売を開始します。新シリーズ『マシュマロ』の花径は約7cmで、その名のとおりかわいらしいカジュアルな花型が特徴です。特に低温・短日期でも栽培しやすく草丈とボリュームがとれるので、品薄、高値傾向になる秋から冬にかけて安定した生産、供給ができる切り花市場待望の画期的な品種です。新品種『マシュマロ ピンク』の価格(税込希望小売価格)は、ペレット種子1袋3,000粒入9,450円、ペレット種子は2007年3月20日から発送いたします。『マシュマロ ピンク』の生花は、2007年10月より主要生花市場へ出荷開始、2007年11月から本格出荷の予定です。

※ブラスチング(Blasting):蕾(つぼみ)が成長を止め、開花することなく枯れてしまう現象


 もともと夏の花であるトルコギキョウにとって秋から冬の低温・短日期は、活動が低下する季節です。このため、開花のために多くの養分やエネルギーを必要とする八重咲き品種は、養分やエネルギーが十分に得られず、蕾が成長できずに枯れてしまうブラスチングが起きやすくなります。このことから低温・短日期に八重咲きのトルコギキョウを開花させることは難しく、同時期、市場では常に品薄、高値といった状況が続くので、生産者、市場関係者、小売店などから低温・短日期でも容易に生産でき、安定供給できる品種の登場が待ち望まれていました。

 今回、発表する新シリーズ『マシュマロ』は、長年にわたる地道な品種育成により、低温・短日期でもブラスチングが発生しにくく、主に暖地における秋から冬にかけての生産で、よく咲き、栽培しやすい画期的な八重咲きのトルコギキョウです。さらに『マシュマロ』は、同時期の栽培で草丈とボリュームが十分にとれることから、既存品種と比較して暖房のための重油代などの冬場の栽培コストを低く抑えることができるシリーズともいえます。加えて産地のリレー出荷により10月中旬から7月上旬までの約9か月間の出荷ができます。

 また、トルコギキョウの栽培が盛んな高知県や静岡県の産地における試作でも、新シリーズ『マシュマロ』は「秋から冬切りで大変作りやすい」「樹がやわらかくならず、しっかりしていて暴れない」「安心して作れる」といった非常に高い評価をいただいております。

 『マシュマロ』は、その名のとおり花径約7cmの中輪サイズのかわいらしい花です。そのことからブライダルをはじめとする冠婚葬祭の業務用ニーズのほか、花束のギフト、フラワーアレンジメントなど、カジュアルな場面におけるトルコギキョウの需要をよりいっそう喚起しうる新品種として期待しています。なお『マシュマロ』シリーズは、第一弾の『同ピンク』に引き続き、今後、新色を順次積極的に投入していく予定です。


<『マシュマロ』シリーズの作型>
 ※ 関連資料参照

<種子価格(税込希望小売価格)>
 ペレット種子 1袋3,000粒入 9,450円
 ※営利以外の一般向け絵袋の発売は未定

<生花出荷開始>
 2007年10月から主要生花市場へ出荷開始、2007年11月から本格出荷


<トルコギキョウについて>
 トルコギキョウ(Eustoma grandiflorum)は、北アメリカ原産で、原種は草丈が約90cmで、花は一重で、花色もブルーに限られていました。戦前、主にヨーロッパで改良され、同時期、日本へも導入されました。戦争をはさみ海外では多くの品種が絶え、日本に残った品種から現在までに花色や八重咲きなど花形の充実がなされ、茎を強健にする、あるいは生態型などでの育種が進められてきました。当社においても1975(昭和50)年には1品種しかなかったものが、現在では93品種を有するまでになっており、パンジー、ペチュニアなどと並ぶ当社の代表品目のひとつとなっています。日本のトルコギキョウ品種がけん引役になり、現在では世界のトルコギキョウ市場の約7割(※)を日本の品種が占めるようになっています。

 多くの切り花品目で、作付面積、出荷量が、減少傾向にあるなかで、トルコギキョウは前年度比同等の生産状況を示しており、平成17年花き卸売市場調査結果の概要(農林水産省)によると年間出荷量は1億2,473万本で、キク、カーネーション、バラ、ガーベラ、ユリ、洋ラン類、スターチス、スイートピーに次ぐ、出荷量第9位、卸売金額第6位、1本あたりの単価は103円で、品目別ではユリに次ぐ第2位の品目となっています。また、トルコギキョウは、冠婚葬祭、ホームユースなど、すべての切り花ジャンルで周年を通し利用されています。

※:当社データに基づく推定値


■読者の方からのトルコギキョウ『マシュマロ』シリーズおよび『同ピンク』に関するお問い合わせ先
 株式会社サカタのタネ 花統括部 電話045-945-8804(直)

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