三井物産と森精機製作所、米ETI社を買収およびロシアで工作機械販売・サービス新会社を設立
三井物産・森精機製作所による米国Ellison Technologies社買収及びロシアでの工作機械販売・サービス会社設立
三井物産(社長:槍田松瑩、以下三井物産)と森精機製作所(社長:森雅彦、以下森精機)は共同で、2月20日(米国時間)、米国の大手工作機械販売会社Ellison Technologies,Inc.社(以下ETI社 会社概要参照)を約35百万ドルで買収しました。また、ロシアにおいても、三井物産、森精機共同出資の販売・サービス会社の設立を予定しています。
1.ETI社買収
ETI社は米国西部、中西部に独自販売組織を持つ大手老舗工作機械販売会社であり、2000年から森精機製品の取扱いを開始し、現在は森精機の米国販売台数の約6割、年間約850台を販売しております。
三井物産は、米国における産業機械及び建設機械の販売会社への事業投資を機械事業分野のコアビジネスと位置付けており、また、森精機は同地域での工作機械販売の安定成長を望んでおります。これまでETI社は創業オーナーのリーダーシップの下で業容を拡大してきましたが、事業の売却を希望し、米国での工作機械販売事業の拡大を目指す三井物産と、ETI社の長期・安定成長を望む森精機との方針が一致し、今回の買収に至りました。
尚、ETI社は2007年度に、1,000台の工作機械の販売を見込んでいます。
2.ロシア販売・サービス会社設立
三井物産は2004年に森精機製の工作機械のロシア向け輸出を開始し、現在年間約20台を輸出しており、取扱高5億円の規模まで拡大しています。ロシアでは主としてエネルギー、鉄道等の輸送機産業向けに工作機械の販売が伸張しており、現地代理店への販売支援及びエンドユーザーへのアフターサービス体制を構築するために、今回森精機との合弁会社を設立します(会社概要参照)。本年3月には会社登記を予定しており、2013年にはロシアにおいて180台の販売及び年間取扱高約30億円を見込んでいます。
1.Ellison Technologies,Inc.社概要
所在地 Santa Fe Spring,California
設立 1979年9月
従業員 約450名
資本金 約7.5百万ドル
売上 約210百万ドル
出資比率(買収後) 三井物産71%、森精機9%、既存株主20%
2.ロシア販売・サービス新会社概要
所在地 Moscow,Russia
社名 Mori Seiki Moscow LLC(本社:モスクワ)
資本金 26,400,000ロシアルーブル(約1百万米ドル)
出資比率 三井物産51%、森精機49%
代表者 太田 好三(森精機から差入予定)
ご注意:
本発表資料には、将来に関する記述が含まれています。こうした記述はリスクや不確実性を内包するものであり、経営環境の変化などにより実際とは異なる可能性があることにご留意ください。また、本発表資料は、日本国内外を問わず一切の投資勧誘またはそれに類する行為を目的として作成されたものではありません。