楽天、東京電力から「フュージョン」株式を取得し連結子会社化
フュージョン・コミュニケーションズ株式会社の株式取得に関するお知らせ
当社は当社子会社の楽天メディア・インベストメント株式会社を通じて、フュージョン・コミュニケーションズ株式会社(以下「フュージョン」)の株式を取得し、連結子会社とすることについて平成19年6月19日開催の取締役会において決定いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。
記
1.株式取得の理由
当社グループは総合インターネット・サービス企業として、EC、クレジット・ペイメント、ポータル・メディア、トラベル、証券及びプロスポーツなどの事業を手掛け、楽天グループ会員約3,700万人を主体に多様なサービスを提供し、“楽天経済圏”の拡大に努めております。
一方、フュージョンはVoIP(注1)の先駆者として、中継電話サービス、法人向けIP加入電話サービス、提携事業者へのIP電話プラットフォーム提供による個人向けIP加入電話サービスを中心とした通信事業を営んでおります。
日本では、ブロードバンド通信環境の急速な発展により、音声通話やインスタントメッセンジャー(注2)などのインターネット上で行う双方向型リアルタイム・コミュニケーションが普及しつつあります。こうした動きを受け、当社グループはインターネット・サービスとしての双方向型リアルタイム・コミュニケーションサービスを強化し楽天経済圏の拡大を図るべく、IP電話事業で高い技術力と安定した運用力のあるフュージョンの普通株式106,527株(議決権比率54.27%)を東京電力株式会社(コード番号:9501 東証一部、以下「東京電力」)から取得することとしました。当社グループの持つインターネット上のwebを利用した幅広いサービスに加え、インターネットの外につながる音声(voice)通話サービスを組み合わせた“web+voice”サービス、例えば、カスタムメイドされたオリジナルな、メッセンジャーサービスや音声通話を利用した成果報酬型広告(Pay Per Call)などのサービス展開を検討してまいります。またこれらにより、従来、インターネット上での“オン”ラインサービスでは取り込めていなかった“オフ”ラインユーザーとのコミュニケーションを可能とすることで、楽天経済圏の新たな展開を図ってまいります。
他方、フュージョンにとっては、楽天グループ会員約3,700万人及び法人取引先約27万社の顧客基盤とそれに基づくマーケティング手法を活用した収益力の強化及び効率化を図ることが可能となります。フュージョンと当社グループとの相乗効果が、両社の業績向上及び企業価値の向上に貢献すると考えております。
なお、今後の関係強化を図るため、当社グループにおけるフュージョン株式の追加取得を検討しております。
*以下、詳細は添付資料をご参照ください。