新日鉄、チタン材「Super-Pureflex」を使用した浅草寺宝蔵門の本瓦葺き屋根が完成
浅草寺宝蔵門のチタン屋根が完成
新日本製鐵株式会社(社長:三村 明夫)は、建築物の屋根・外装へのチタンの適用・拡大を推進しておりますが、このほど当社チタン材を使用した浅草寺宝蔵門の本瓦葺き屋根が完成致しました。
本件は、浅草寺宝蔵門の改修工事に伴うもので、耐震性や参拝客の安全性確保等の理由により、従来の瓦から、軽量で耐久性に優れる「新しい素材」チタンに葺き替えられることになったものです。
チタンの採用につながったのは、チタン用に新たな金型が開発され「チタンの本瓦葺き」を製造出来るようになったことと、加工性に極めて優れた純チタン材「Super-Pureflex(R)」で鬼面の鬼瓦の製作が可能となったことにあります。
本件が、伝統的日本建築へのチタン適用の促進につながることを期待しています。
<物件の概要>
・物件名 「浅草寺宝蔵門外部改修工事」
・場所 東京都台東区浅草2-3-1
・施主 宗教法人 浅草寺
・設計・施工 清水建設株式会社
・屋根施工 株式会社カナメ
・屋根施工面積 1080m2
・チタン使用量 8トン
・採用されたチタンの種類
鬼瓦に超深絞り加工用純チタン材「Super-Pureflex(R)」、本瓦葺きに良加工性チタンを採用。鬼瓦、本瓦ともにチタン表面に日本瓦の風合いを持つ「アルミナブラスト仕上げ」を採用。
以 上