矢野経済研究所、外国為替証拠金取引に関する調査結果を発表
2007年版外国為替証拠金取引の動向と展望
◆調査要綱
外国為替証拠金取引とは、1998年4月の外為法の改正を受けて登場した、国内初の一般個人投資家向けの外貨売買の金融商品である。取引のしくみは、小額の証拠金を担保に取引額を想定元本とした差金決済を行うものである。
本商品は、2005年7月1日から施行された改正金融先物取引法の規制下に置かれたが、今後は本年9月頃施行予定の金融商品取引法下で規制される。一層の法整備が進む中、証券会社、異業種参入が続いている。本年6月に専業会社が初の株式上場を果たし、注目を集める。
手数料競争が激化し、高レバレッジ商品の投入等によりデイトレーダー獲得に動きだした各社の営業戦略、法整備進展下でのコンプライアンス体制の強化、内部管理体制の構築等の緊急課題にどのように対処し、市場拡大を図ろうとしているかなどに焦点を絞って調査を行った。
調査は、商品先物会社、専業会社、証券会社、異業種からの新規参入会社など125社を対象に実施、市場規模等算出には66社から、市場動向、各社の戦略のまとめには20社の協力を得た。調査期間は2007年4~6月で、各社への個別面接調査を行った。
◆調査結果サマリー
★成長続ける市場規模、2007年3月期の市場規模は前年比62.2%増の6,133億円
~預り残高100億円超の大手は10社超に~
★2007年3月期の口座数は前年比95.2%増の664,802口座
~手数料無料化、レバレッジの多様化、サービス充実で顧客数増加、専業大手、証券会社が躍進~
★収益、取引高、新規顧客獲得数で、企業間格差が顕著に
◆ 資料体裁
資料名:「2007年版外国為替証拠金取引の動向と展望」
発刊日:2007年6月28日 体裁:A4判194頁 定価:126,000円(税込み)
○ 株式会社矢野経済研究所
所在地:東京都中野区本町2-46-2 代表取締役社長:水越孝
設立:1958年3月 年間レポート発刊:約250タイトル URL: http://www.yano.co.jp/