VGJ、フランクフルトモーターショーで公開予定の新型SUV「ティグアン」の写真公開
フォルクスワーゲン、新型SUV「ティグアン」の写真を初公開
●メッセージ:パワフルなデザインのフォルクスワーゲン新型SUV
●越境者:ストリートユースが主体、オフロードでもトップレベルのパフォーマンス
ウォルフスブルク、2007年6月28日
フォルクスワーゲンは、新型「ティグアン」の写真を初公開し、同社14番目のモデル シリーズのデビューに向け、いよいよカウントダウンを始めています。このスポーツ ユーティリティ ビークル(SUV)は、来る9月のIAAフランクフルト モーターショーにおいて、世界で初めて一般公開されます。新型「ティグアン」のデザインを特徴付けているのは、パワーとエレガンスの融合です。都会と郊外、あるいはビジネスとレジャーという、相反する世界を行き来する、越境者とも呼ぶべき存在です。俊敏性と快適性、高レベルのユーティリティ、既成概念に挑戦するテクノロジーのすべてを備えたマルチタレント モデルと呼ぶこともできるでしょう。
トゥアレグに次ぐフォルクスワーゲン第2のSUVは、トゥアレグ同様、そのデザインには自信がみなぎっています。新型「ティグアン」のフロントエンドには、フォルクスワーゲンがコンセプトAスタディ(クーペとSUVのクロスオーバー)で披露したセクシーなプロポーションが応用されています。サイド シルエットには、伸びやかさとパワーが表現され、大型のホイールアーチとフォルクスワーゲンのシンボルともいえる太いCピラーが存在感をアピールしています。リヤエンドの特徴は、あくまで短く切り詰められたリヤ オーバーハング。ヘッドライトとテールライトのデザインには類似性が持たされ、フロントとリヤが呼応するような印象を与える点も、新型ティグアンの大きな特徴のひとつとなっています。
フォルクスワーゲンは、世界に先駆けて、新型SUVにターボチャージャー付直噴エンジンを搭載しました。「ハイパフォーマンス ターボチャージング」と命名されたエンジン コンセプトは、燃料消費と排ガス排出を大幅に低減させると同時に、ダイナミズムとドライビング プレジャーをいっそう強化します。
新型「ティグアン」には、3種類のTSIと2種類のTDIが搭載されます。特に注目すべきは、コモンレール フューエル インジェクション テクノロジーに裏打ちされ、非常に静かな新型TDIユニットです。4WDの駆動系と組み合わされるTDIは、それぞれ4,500rpmにおいて103kW/140PSと125kW/170PSの最高出力を発生し、最大トルクは1,750rpmで320Nmと350Nmに達します。両エンジンともに、2009年の施行が予定されるEuro-5排ガス基準に対応しています。
ターボチャージャー付ガソリン直噴エンジンも、パワー、経済性、環境保護のすべての要件を同時に満たしています。最高出力は、110kW/150PS、125kW/170PS、147kW/200PSであり、このうち150PSと170PSバージョンは、新たにフォルクスワーゲン エンジンラインナップに加わったものです。さらに最大トルクに目を移すと、TSIユニットの素晴らしさが際立ちます。150PSのTSIは、1,750rpmの低回転域から240Nmのトルクを発揮し、170PSと200PSバージョンは、1,800rpmから280Nmの強大なトルクを発生します。
インターネット上の「ティグアン ベース」は、この新型モデルに対する期待の高さが表れています。同ウェブサイト( http://www.tiguan-base.com )では、「ティグアン」の仮想現実世界が構築されており、すでに開発途中の画像、動画、エピソードが公開されています。公開後わずか15週にもかかわらず、ヒット数はすでに100万件を上回り、世界各国で話題を呼び起こしていることが数字上でも証明されました。「ティグアン」は、自動車史の1ページを飾る魅力的なモデルとして、着実に一歩を記しました。
※TSIはフォルクスワーゲン グループの登録商標です。