日本HP、デジタル印刷機のエントリーモデル「HP Indigo press 3500」を発売
デジタル印刷機のラインアップにエントリーモデルを追加
-同時に消耗品の従量課金プログラムの提供を開始-
日本ヒューレット・パッカード株式会社(略称:日本HP、本社:東京都千代田区、代表取締役社長執行役員:小田 晋吾)は、ハイエンドデジタル印刷機「HP Indigo press(インディゴ プレス)シリーズ」にエントリーモデル「HP Indigo press 3500」を追加し、本日より日本HPおよび販売代理店にて販売開始します。
同時に、HP Indigo pressで使用した色数に応じてインキなどの消耗品の価格を設定する「クリック チャージ プログラム」の提供を開始します。課金は月毎の使用インキの色数と使用頻度により設定され、対象消耗品には、インキだけでなく、ブランケット、イメージングオイルなどの消耗品も含まれます。個別に消耗品を購入しA3サイズ片面4色で印刷した際のコスト約16円に対し、本プログラムを導入した場合、約12円(使用頻度によって6円まで削減可能)で印刷が可能となり、ランニングコストを大幅に削減することが可能です。また、印刷の原価が容易に設定でき、原価計算や販売価格が計算しやすい利点があります。
HP Indigo Pressシリーズは、業界で唯一の液体現像電子写真方式を採用し、高品質印刷を行うハイエンドデジタル印刷ソリューションです。液体インキを用いたHPの特許技術「HPエレクトロインキ技術」により、オフセット印刷と変わらない高品質と印刷性能が特長です。今回発表の「HP Indigo press 3500」は、HP Indigo pressシリーズの最上位機種「HP Indigo press 5000」の高品質な出力を引き継ぎながら、給紙容量や拡張性により本体価格を抑えた価格性能比に優れた製品です。
製品名 価格(税込み) 販売開始日
HP Indigo press 3500 46,200,000円~ 7月3日
主な特長は、以下の通りです。
・イージーオペレーションと高稼働率を実現
給紙部には、用紙切り替えを省力化し、種類の違う素材を容易に扱える2つの独立給紙トレイを標準搭載しました。印刷中の給紙や2重給紙を自動的に検知し、排出するなど、オペレーターの手間を最小限に抑え、高稼働率を実現します。
また、1つのトレイでは用紙2,400枚、2つ目のトレイでは800枚の給紙が可能な給紙システムを用いている他、大容量のジョブオフセットスタッカー(6,000枚収容可能)や、校正刷りや印刷品質の確認のためのサンプル用トレイ(600枚収容可能)を備え、自動丁合いした出力物を容易に仕分けることができます。
高度なカラーマネージメント技術を組み合わせ、web-to printなどにも対応したHPの最新のワークフローである、「HP Press Production Manager」を搭載し、高速なリップ処理と本体のイージーオペレーションを実行可能にしました。PDF、Adobe(R) PostScript(R) 3、PPML(Personalized Print Markup Language)などにも対応しています。
・拡張性のあるDFE(Digital Front End)
HP Indigo Production Stream Server、Powered by Creo(オプション)を追加することにより、大量のジョブのリップ展開を可能にするとともに、JDFワークフローを実現します。これにより、ハイブリッド・ワークフロー運用ができ、フロントで制作されたDTPデータなどを無駄なく、効率的なワークフローを構築することができます。
・HP Indigo press 3500の主な仕様>
・プリント方式: 液体現像電子写真方式(液体インキ)
・印刷技術: HPエレクトロインキ技術
・印刷速度: 2,000枚/時(A4サイズ 片面 4色)、
4,000枚/時(A4サイズ 片面 2色または単色)
・出力解像度: 812×812dpi(標準モード)、812×1,624dpi(高解像度モード)
・用紙サイズ: 最大320×475mm
・給紙方式: 用紙容量244mm(120gmsで、2,400枚)のトレイ×1
用紙容量84mm(120gmsで、800枚)のトレイ×1
・ファイル形式: Adobe PostScript 3、PDF 1.5、PDF/X-1:2002a、
PDF/X-3:2002、TIFF、JPEG、EPS、PPML、JLYT
・可変情報印刷: フルカラーパーソナライゼーション、PPML標準フォーマット準拠
・オプション: 5、6、7色印刷
デジタル印刷市場は、ワン・トゥー・ワン・マーケティングの普及により顧客情報にあわせパーソナライズしたダイレクトメールの作成など、可変情報印刷の需要が拡大しています。また個人の写真集や書籍など小ロット印刷に対応するPOD(プリント・オン・デマンド)サービスも今後大きな成長が見込まれています。
■添付資料
抄訳リリース「HP、米国の大量印刷向けデジタル印刷機市場で1位を獲得」
http://h50146.www5.hp.com/info/newsroom/pr/fy2007/pdfs/fy07-125.pdf
■本製品に関する製品情報は以下のURLを参照してください。
http://www.hp.com/jp/indigo
*文中の社名、商品名は、各社の商標または登録商標です。
■お客様からのお問い合わせ先
カスタマー・インフォメーションセンター TEL:03-6416-6660
ホームページ:http://www.hp.com/jp/