リニアテクノロジー、3個の降圧レギュレータ搭載のリニアUSBパワーマネージャを販売
リニアテクノロジー、新製品「LTC3557」を販売開始
電源選択とバッテリ充電を管理し、3個の降圧レギュレータを搭載するリニアUSBパワーマネージャ
2007年7月5日 - リニアテクノロジーは、リチウムイオン/ポリマー・バッテリ・アプリケーション向けの多機能パワーマネージメント・ソリューションである「LTC3557」の販売を開始しました。LTC3557は高さの低い(0.75mm)小型の4mm×4mm QFN-28パッケージで供給されます。1,000個時の参考単価は506円(税込み)からで、リニアテクノロジー国内販売代理店各社経由で販売されます。
LTC3557は、4mm×4mm QFNパッケージにリニアPowerPath(TM)マネージャ、スタンドアロン・バッテリ・チャージャ、理想ダイオード、3個の高効率同期整流式降圧レギュレータ、常時オンLDOを搭載しています。
PowerPathマネージャは複数の入力源間の遷移と負荷への電力供給をシームレスに管理し、リニア・バッテリ・チャージャは高速充電を行うためにACアダプタ電源から最大1.5A、USBポートから最大500mAの充電電流を供給します。3個の同期整流式降圧レギュレータは100%デューティサイクル動作を行い、それぞれ600mA、400mA、400mAの出力電流を供給可能で、出力電圧を最小0.8Vまで調整できます。2.25MHzの高いスイッチング周波数で動作するので、高さ1mm以下の低コストで小型のコンデンサやインダクタを使用できます。内蔵の低RDS(ON)スイッチによって95%の高い効率が可能で、バッテリ動作時間を最大限に延ばします。また、ピンで選択可能なBurst Mode(R)動作により、レギュレータ1個当たりわずか35μAの消費電流(シャットダウン時は<1μA)で軽負荷時の効率を最適化します。
さらに、これらのレギュレータはセラミック出力コンデンサで安定し、出力電圧リップルを非常に低く抑えます。
LTC3557はスタンドアロンの自動制御動作によって設計を簡素化し、充電終了用の外付けマイクロプロセッサが不要です。サスペンド・モードでバッテリから流れる電流は6μAを下回るので、バッテリエネルギーを節減できます。LTC3557は高電圧降圧レギュレータを制御して高電圧電源からの高効率Bat-Track(TM)充電とPowerPath制御を可能にし、消費電力を低減します。チャージャは最大5.5Vの入力(さらに強度を増すため7Vの絶対最大過渡電圧)に対応できます。内蔵の200mΩ理想ダイオードとオプションの外付け理想ダイオード・コントローラにより、入力電源が制限されている場合や使用できない場合に低損失Power Pathを実現するので、熱性能が最大限に向上します。
【 LTC3557の特長 】
・完全な多機能ASSP:リニア・パワーマネージャ、リチウムイオン/ポリマー・バッテリ・チャージャ、3個の同期整流式降圧レギュレータ
・熱特性が改善された高さの低い(0.75mm)28ピン4mm×4mm QFNパッケージ
◆パワーマネージャ&バッテリ・チャージャ
・ACアダプタ入力からの充電電流をプログラム可能;最大1.5A
・入力電源間のシームレスな遷移:リチウムイオン・バッテリ、USB、5V ACアダプタ、Bat-Track適応出力制御付き高電圧降圧レギュレータ
・内蔵の200mΩ理想ダイオードとオプションの外付け理想ダイオード・コントローラにより、バッテリから負荷への低損失Power Pathを実現
・スタンドアロン自動制御動作
◆DC/DC
・ピンで選択可能なBurst Mode動作を備えた3個の高効率同期整流式降圧レギュレータ
・降圧レギュレータの出力電圧範囲を調整可能:0.8V~VBAT
・降圧レギュレータの出力電流:600mA、400mA、400mA
・常時オンの25mA/3.3V LDO
*注:RDS(ON)のDS(ON),VBATのBATは下付。
フォト:多機能リニア・パワーマネージャ+バッテリ・チャージャ+トリプル同期整流式降圧レギュレータ
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