新日本石油、室蘭製油所の石油化学製品キュメン製造設備に着工
室蘭製油所 石油化学製品キュメン製造設備の着工について
~製油所の高付加価値化を推進~
当社(社長:西尾 進路)は、石油精製部門である新日本石油精製株式会社(社長:大野 博)の室蘭製油所(所長:古田 峰夫)において、石油化学製品キュメン製造設備の建設に向けて準備を進めてまいりましたが、7月9日に安全祈願祭を実施し、建設着工しますのでお知らせいたします。
当社グループは、今後、中国を中心に石油化学製品需要がますます拡大することが見込まれるアジア市場をにらみ、第3次連結中期経営計画において、CRI(Chemical Refinery Integration:石油精製と石油化学の一体化)を推進していく事業戦略を展開しております。
今回の新設により製造されるキュメンは、室蘭製油所で生産されているプロピレンとベンゼンを原料とする高付加価値石油化学製品で、主にフェノールの原料となり、最終的には自動車用ガラスや CD/DVD等の製品となります。製油所において原油からキュメンまで一貫製造するのは国内初であり、キュメンをアジア市場に向けて供給することにより、製油所の高付加価値化を更に推進してまいります。
記
1.設備の概要
(1)製油所所在地:室蘭市陣屋町一丁目172番地
(2)設備投資額 :約80億円
(3)運転開始時期:2008年度目標
(4)生産能力 :17万トン/年
以 上
▽別添資料
1.新設備の概要
2.室蘭製油所の概要
3.新日本石油精製株式会社の概要
添付画像:安全祈願祭の様子(室蘭製油所長 古田峰夫)