MCS、Harmonic社製の第3世代HDエンコーダーをi-HITSに導入
Harmonic社製第3世代HDエンコーダをi-HITSに導入
IP放送システムのリーディングカンパニーであるメディア・クルーズ・ソリューション株式会社(代表取締役社長:五郎丸 聡司 本社:東京都渋谷区東3-14-15 以下、MCS)は、このたびHarmonic社の新製品HDエンコーダ『DiviCom(R)MV500』を、CSデジタル多チャンネル放送番組を全国のケーブルテレビ局に配信している業界最大手の株式会社アイ・ヒッツへ納入しました。同製品はこのクラスで最上位のエンコード性能をもちます。既に弊社は2005年、同社の世界的に実績豊富なエンコーダ『DiviCom(R)MV450』を納品して、いち早くケーブルテレビ業界のHD放送化に寄与して参りました。
今回、MCSが納入した『DiviCom(R)MV500』は内部のハードウェアを強化したのみならず、“LookAhead”(予測処理プロセス)の強化とMCTF(Motion compensated temporal filtering;動き補正フィルタ)の導入により、動きの激しいシーンでも画質を破綻させないような技術がさらに強化されております。その他にも様々なソフトウェアの機能強化により画質向上比(Harmonic社発表)10%~15%程度向上させております。また、Harmonic社製のマルチプレクサとの組み合わせにより強力な統計多重機能も提供できます。これは使用帯域が限られる衛星放送において複数の番組をリアルタイムに有効活用できるため、北米を始めとする多くの衛星放送事業者で採用されております。
今では、ほとんど製品開発や機能強化をしないMPEG2についても、Harmonic社は継続的にファームウェアの更新により画質の向上を図っております。
今後もMCSはHarmonic社と協力して株式会社アイ・ヒッツをはじめとする国内のケーブルテレビ業界およびIP放送を手がけている通信事業者様へ、海外の先進的な技術をうまく日本の放送規格(ARIB)に適応させて効率的で安価な放送システム構築のお手伝いをさせて頂きます。
【 MCSの概要 】
MCSは、IP放送システム構築、IP電話付加価値サービスおよび映像系システムにおいて先進的な技術力により次世代ネットワークの一翼を担うべく、2001年4月に設立されたベンチャー企業です。
MCSは、これまでにIP放送分野のリーディングカンパニーとして、Harmonic社エンコーダやConax社CAS製品に代表される海外のIP放送関連機器を国内仕様にインテグレートし国内多数の通信事業者へ提供しております。