日立オムロンターミナルソリューションズ、「ジャーナル集中管理システム」を製品化
ATM運用効率の向上のための「ジャーナル集中管理システム」を製品化
このたび、日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社(代表取締役社長兼CEO:大谷 彰彦)は、ATMの取引および運用操作の履歴を記録する「ジャーナル」を、ネットワークを介して集中管理することで、現金自動取引装置(以下、ATM)の運用効率向上を実現する「ジャーナル集中管理システム」を製品化しました。
当社では、これまで、ATMトータル運用ソリューションの付加価値として、ATMに関わる各種運用支援システム(監視システム、リモートメンテナンスシステム、現金管理システム等)を提供してきました。本システムは、他社ATMのサポートも視野にいれた汎用的なアーキテクチャを採用し、ATMトータル運用ソリューションのサブシステムとして本日から販売を開始します。
従来、ATMの取引および運用操作に関わる履歴は、ATMに内蔵されたハードディスク装置や紙に記録しており、取引結果の調査や現金詰まりなどの障害が発生した場合、そのATMのジャーナルを確認するといった運用を実施していました。今回製品化した「ジャーナル集中管理システム」では、暗号化した履歴情報をセキュリティが確保されたネットワークを介して金融機関の情報センターなどで集中管理することを可能とします。これにより、例えばセンタ運用部門や各営業店のパソコン画面から、履歴や障害情報などの検索が可能となり、ATMの高い運用効率の向上を実現します。
また、「ジャーナル集中管理システム」を適用することにより、ATMごとにジャーナルを管理していた運用に比べ、年間1億円以上の経費削減(*1)を図ることが可能となります。
*1 ATM1,000台規模での算出(当社試算)
なお、「ジャーナル集中管理システム」は、7月25日(水)、26日(木)に東京国際フォーラムにて開催される「日立uVALUEコンベンション2007」に出展します。
■「ジャーナル集中管理システム」の主な特長
・集中管理センタでATMのジャーナルを一元管理
ATM内部のジャーナルを集中管理センタの本システムに収集することで、情報管理の厳正化、検索効率を向上することができます。
・ジャーナルデータの暗号化によりセキュリティを確保
ジャーナルデータは、ATM内で暗号化を行ない集中管理センタの本システムに伝送します。本システム内でも暗号化データとして保持し、高いセキュリティを確保します。
・ジャーナルへのアクセス権限およびアクセスログの管理
オペレータごとにアクセス権限を設定することにより、セキュリティを確保します。全てのオペレータのアクセスログを取得することができ、誰が、いつ、どの情報にアクセスしたかを管理することができます。
・ジャーナル検索はブラウザにより各営業店から可能
ジャーナルデータは、各営業店のパソコンのブラウザにより検索することができます。各営業店のパソコンへのセットアップは特に必要ありません。
■システム概要図
※ 関連資料参照
■価格および提供時期
システム名 「ジャーナル集中管理システム」
価格 個別見積
提供開始 2008年4月予定
■販売目標
今後3年間で100ユーザへの販売予定。
■「ジャーナル集中管理システム」ホームページ
http://www.hitachi-omron-ts.co.jp/products/service/atm/007.html
■「日立uVALUEコンベンション2007」オフィシャルサイト
http://hitachi-uvcon.com/
以上