2007'07.24.Tue
東北農研など、米ぬかからの高純度トコトリエノール製造技術を開発
米ぬかからの高純度トコトリエノール製造技術を開発
-米油廃棄残渣の有効利用-
東北農業研究センターを始めとする研究グループ(東北大学大学院農学研究科、三和油脂株式会社、オルガノ株式会社)は、米ぬかからの米油の製造過程で排出される廃棄残渣から、95%以上の高純度トコトリエノールを工業的に連続生産する技術開発に世界で初めて成功しました。
トコトリエノールはビタミンEの一種であり、ビタミンE一般にみられる抗酸化作用のほか、ヒトでのコレステロール低下作用や動脈硬化、リウマチ性関節炎などの予防効果についての報告もあることから「スーパービタミンE」と呼ばれることもあります。今後、食品や医薬品、化粧品への展開が検討されています。
本技術は、米油残渣の有効利用に資するほか、我が国で大量に排出されるイネ由来の廃棄物系バイオマスの利用を可能にする技術として期待されます。
本研究は、農林水産省の委託プロジェクト研究「農林水産バイオリサイクル研究」により実施しました。
【参考】
(※添付資料を参照)
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