オートデスク、Google Earthと連携させたWebマッピングソフトの最新版を発売
オートデスク、Webマッピング ソフトウェアをGoogle Earthと連携
「Autodesk MapGuide Enterprise」最新版を出荷開始
オートデスク株式会社(本社:東京都中央区、社長:鬼澤盛夫)は本日、ソフトウェア開発者が地図情報や設計データをWeb上に発信できるWebマッピング ソフトウェアに、グーグルの地図表示ソフトウェア「Google Earth」とのダイレクト連携機能などを追加した最新版「Autodesk MapGuide(R) Enterprise 2008(オートデスク マップガイド エンタープライズ)」の出荷を開始しました。価格は30万4,000円(税別)です。
Autodesk MapGuide Enterpriseは、オーサリングツールのAutodesk MapGuide StudioとともにAutodesk MapGuideファミリを構成し、地図情報を配信します。Autodesk MapGuide Enterpriseは、空間データの作成、管理を可能にするオートデスクのGIS(地理空間情報システム)プラットフォーム「AutoCAD(R) Map 3D」や、土木設計用CADソフトウェア「AutoCAD Civil 3D(R)」などAutoCADベースの設計ツールで作成した地図データやデザインデータを、Web上に配信するためのサーバソフトウェアです。
本日発表のAutodesk MapGuide Enterprise 2008は、Google Earthとダイレクトに連携させたことが最大の特徴です。この連携機能によって、作成した地図データやデザインデータを世界の衛星画像上に簡単に配置することができます。従来からAutodesk MapGuideは、商用の電子地図サービスと連携していましたが、無償のGoogle Earthとの連携により、低価格で衛星画像による最新地図と組み合わせたマッピングを行えるようになります。
Autodesk MapGuideファミリは、道路や都市、行政界などの地図データと、人口統計などの属性データをリンクすることで地図データを多様な観点から利用できることを可能にします。例えば、産業廃棄物の不法投棄監視システムをAutodesk MapGuide Enterpriseを利用して構築すると、不法投棄情報がカメラ付携帯電話から寄せられた場合、不法投棄現場の調査データと写真、およびGoogle Earthを使って、正確な廃棄場所の把握や監視を行えるシステムを構築することができます。また、観光客や住民から、河川の汚染情報や増水情報などの情報を求めるシステムを構築した場合は、リアルタイムで正確な災害マップを立ち上げることができます。
Autodesk MapGuide Enterprise 2008は、「Open Source Geospatial Foundation(OSGeo)」が運営するオープンソース コミュニティに、オートデスクが提供した「MapGuide Open Source」の商用版です。Autodesk MapGuide Enterprise 2008は、オープンソース版の全機能をバイナリのモジュールとして提供することに加え、OracleやSQL Serverなどのデータソースへの接続機能や、多数のサードパーティ コンポーネントが統合されています。また、品質保証と技術サポートサービスを提供します。
なお、8月3日(金)にオートデスクの東京本社において、「次世代空間情報カンファレンス」と題したセミナーを開催し、Autodesk MapGuide Enterprise とGoogle Earthの連携をはじめ、施設管理業務の効率化のヒントとなるような最先端技術や事例をご紹介します。
セミナー詳細は、以下のサイトにてご案内します。
http://www.autodesk.co.jp/geo-seminar
以 上
◆お客様問い合わせ窓口
オートデスク インフォメーションセンター TEL: 0570-064-787