米クインタイルズ、スタッフ増員とアトランタの施設の拡大統合を計画
クインタイルズ、スタッフ増員とアトランタの施設の拡大統合を計画
臨床検査施設及び臨床開発部門を移転
クインタイルズ・トランスナショナル・コーポレーション(本社:米国ノースカロライナ州、会長兼CEO:デニス・ギリングス)は、ジョージア州スミュルナの臨床検査施設とアトランタの臨床開発部門を拡大し、同州マリエッタ近郊の施設に統合すると発表しました。
マリエッタ近郊に建築予定の約1万9千平方メートル、3階建の施設は、2011年までに400名の増員を見込み、現在のスミュルナの臨床検査施設とアトランタの臨床開発部門の両施設を合わせた規模の2倍以上となる予定です。工事は、本年第3四半期より開始され、2008年の4月から6月頃にかけて最初の移転が行われる見込みです。
「臨床検査施設の移転は、中国とインドの臨床検査施設増設、スコットランドの同施設拡張に次ぐ、ビジネスの成長に伴う拡大の一環です。臨床開発・臨床検査に対する需要の高まりによって事業拡大の必要に迫られていますが、当社はこの機会に施設を統合し、お客様のために業務の連携と効率化を図ります。」とデニス・ギリングス会長兼CEOは述べています。
臨床検査施設部門のシニア・バイスプレジデント、トム・ウォルマン氏は、次のように述べています。「当プロジェクトに対するコブ郡当局、ジョージア州がん連盟、ジョージア・リサーチ・アライアンス及びジョージア経済開発局のご協力に感謝しています。関係者のご協力により、急速に発展する分野において約400名のスタッフ増員が可能となります。アトランタ地区で規模を2倍以上に拡大することで、増加を続ける需要に十分に対応し、サービスを提供することができます。」
インセンティブ・パッケージの価値を金額に換算すると約1,100万USドルに相当すると見込まれ、パッケージには研修プログラム、ジョージア・リサーチ・アライアンス・テクノロジー・ファンドとの提携、ジョージア州がん連盟及びがん連盟の臨床医学者関連の特別プログラムへのアクセスの権利が含まれます。
ジョージア州がん連盟は、今後クインタイルズと臨床試験において連携が可能な100名以上の癌専門医師のネットワークを有しています。
このプロジェクトはソリューション・プロパティ・グループによって管理され、工事に関してはミズーリ州カンザス・シティのパーダム・コンストラクションが担当します。クインタイルズは、当プロジェクトに1,900万USドルを投資します。
◆クインタイルズ臨床検査施設
クインタイルズ臨床検査施設は、アメリカ、ヨーロッパ、南アフリカ、中国、インド、シンガポールにおいて調和のとれた独自のネットワークを有しています。またアルゼンチンとブラジルでは自社スタッフが契約施設を管理しており、厳重に統制されたネットワークを有しています。
◆米クインタイルズ
クインタイルズ・トランスナショナル・コーポレーションは、医薬品開発、ファイナンシャル・パートナリング、ヘルスケア及びバイオテクノロジー製品の販売の分野に関し、専門的で幅広いサービスを提供することで次世代のヘルスケア産業の向上に貢献する企業です。
世界50カ国の拠点に約18,000人のスタッフを擁し、業界のスタンダードとなる顧客中心のソリューション提供を目指しています。
詳細はウェブサイトをご覧下さい。http://www.quintiles.com
◆クインタイルズ・トランスナショナル・ジャパン株式会社
クインタイルズ・グループの日本法人であり、CRO(臨床開発事業本部)、CSO(イノベックス事業本部)、教育研修業務(アカデミー事業部)、ノバクエストをはじめ、戦略的マーケティング情報の提供サービス、コンサルティングなどのトータルなソリューションを提供する医薬品業務受託機関(CPO)として日本最大の企業です。
詳細は、日本語ウェブサイトをご参照ください。http://www.quintiles.co.jp