岡部、欧州の自動車部品会社を買収
欧州における自動車部品会社の買収に関するお知らせ
当社は、本日開催の取締役会において欧州における自動車部品会社を当社100%子会社であるオカベ・ホールディングUSA,Inc.を通じて買収することを決定し、本年8月3日現地において契約を締結することとなりましたので、その概要を下記のとおりお知らせいたします。
記
1.背景・目的
当社は、金属加工のメーカーとして、コア事業では建設関連向けの各種部材を提供しておりますが、金属加工技術の応用と業容の拡大を目指し、中期3ヵ年経営計画【OKABE-Plan-Do】において自動車関連製品事業を準コア事業と位置づけ、M&Aを含む事業の拡大と育成を重点施策の一つに掲げ、その実現に取組んでおります。
すでに2005年4月には自動車用バッテリー部品の製造販売を行っているウォーターグレムリン社(本社:米国ミネソタ州)をオカベ・ホールディングUSA,Inc.を通じて買収するなど、基本方針に沿った施策を展開しておりますが、欧州、アジア、南米などグローバルな視点でバッテリー部品を戦略製品へ育成すべく市場調査等を進めてまいりました。
その結果、北米に続いて欧州市場での開拓を優先することとし、今般、イタリア・ロンバルディア州に本社のある自動車用バッテリー部品会社、AQUILA PIOMBO社(アクイラ・ピオンボ社)を6百万ユーロ(約10億円)で買収することを決定いたしました。
なお、正式な調印は現地時間の8月3日を予定しております。
2.欧州における今後の事業展開
今回イタリアで買収することとなったアクイラ・ピオンボ社が製造販売するバッテリー部品は、2005年4月に北米で買収したウォーターグレムリン社(以下、WG社といいます)が製造販売するバッテリー端子(電極の部分)と同種製品であり、競合関係にあったといえます。
当社はWG社の買収を機会に、北米とほぼ同程度の市場規模がある欧州での展開を検討しておりましたところ、イタリアにおいて自動車部品メーカー各社への納入実績があるアクイラ・ピオンボ社に買収提案し数ヶ月の協議期間を経て、今回の買収に至ったものです。
WG社およびアクイラ・ピオンボ社は相互に仕入れや完成品を融通し合うなど、事業の運営面からも相乗効果が期待できます。
当面はアクイラ・ピオンボ社自身の製品を拡販して行くことはむろん、同社の販路を最大限に活用して米国からWG社の製品を欧州各地に供給する計画であります。
※以下、詳細は添付資料をご参照ください。