新日本石油、「ベンゼン」事業強化で来年10月から川崎事業所で増販
石油化学製品「ベンゼン」事業の強化について
~石油化学品事業の収益向上へ向けて~
当社(社長:西尾 進路)は、石油化学製品部門である新日本石油化学株式会社(社長:高橋 良昭、以下 新日石化学)の川崎事業所にて、2008年8月に石油化学製品「シクロヘキサン」の製造を停止し、2008年10月から「ベンゼン」を増販することを決定しましたので、お知らせいたします。
新日石化学川崎事業所では、1991年から、ベンゼンの誘導品であり、ナイロンの原料となるシクロヘキサンを製造・販売していますが、競合他社の装置増強などを受け、採算が悪化しています。一方、ベンゼンは、当社グループの石油化学製品の主力製品の一つであり、アジア市場においてトップシェアを有しています。
そこで、シクロヘキサンの製造を停止し、ベンゼンとして4万トン増販することといたしました。これにより、当社のベンゼン事業の競争力を更に高め、収益の向上を目指します。
当社グループは、今後、中国を中心に石油化学品需要がますます拡大することが見込まれるアジア市場に向けて、CRI(Chemical Refinery Integration:石油精製と石油化学の一体化)を推進していく事業戦略を策定しており、今後も製品の効率的生産と高付加価値化を進めてまいります。
※以下詳細は添付資料を参照
以 上