日本ビジネスオブジェクツ、中堅市場向け「BOCDプロフェッショナル」を販売開始
ビジネスオブジェクツ、中堅市場向け新製品
Business Objects Crystal Decisionsプロフェッショナルを発表
非定型レポーティング、分析、ダッシュボード機能、
高度なデータ統合機能をパッケージ化してリーズナブルな価格で提供
[東京発 2007年8月1日]
ビジネスインテリジェンスソリューションのトップベンダーである日本ビジネスオブジェクツ株式会社(本社:東京都渋谷区恵比寿 代表取締役社長: 印藤 公洋、米国本社:サンノゼ、フランス本社:パリ、NASDAQ上場、以下ビジネスオブジェクツ)は、「Business Objects Crystal Decisions(BOCD)プロフェッショナル」を2007年8月1日より販売開始することを発表します。同製品は、中堅企業向けのBIスイート製品の第一弾として2007年2月に販売開始した「BOCDスタンダード」に続く二弾目のソリューションです。ビジネスオブジェクツは、年間売上300億円未満、または従業員数1,000人未満の中堅企業を対象に、導入が簡単で価格がリーズナブルな BIソリューションを今後も積極的に提供していきます。
ビジネスオブジェクツは、多様な BI機能とデータ統合製品を一体化して中堅企業に提供する、初の、そして唯一のBIベンダーです。「BOCDプロフェッショナル」は、「BOCDスタンダード」の持つインテリジェントなレポーティング、非定型クエリー/分析、ダッシュボードなどの機能に加え、新たに極めて高度なデータ統合機能を提供します。新しいデータ統合機能は、様々なデータソース間でBI機能を統一させたい中堅規模の企業にとって特に重要な機能で、Microsoft SQL Server、IBM DB2、Oracle、Ingresをはじめ、多様なデータベースからデータを抽出し、1つのターゲットソースに統合することができます。「BOCDプロフェッショナル」は、リーズナブルな価格のパッケージ1本で、BIを柔軟に導入・利用可能にし、企業の持つ既存のビジネスアプリケーション、データソース、プラットフォームの有効活用、ビジネスの成長にとって重要な洞察力の向上といった課題解決を支援します。
■Business Objects Crystal Decisionsプロフェッショナルの主な機能
・データ統合機能:多様なソースからデータを統合し、それらをリアルタイム、あるいは任意の頻度で移動することができます。また、元のソースシステムへ何らかの変更が加えられると、BIレポートへどのように影響するかを見ることができ、簡単にBI環境での変更を管理できるようになります。これらの機能によって、信頼できるデータ基盤を提供し、エンドユーザーに信頼できる正確な情報をタイムリーに配信することが可能になります。
・非定型レポーティング、クエリー、分析機能:ビジネスユーザーは、IT部門に依存せずに「BusinessObjects Web Intelligence(R)」ベースの直観的Webインターフェイスから企業情報に簡単にアクセスし、分析をしたり、特定の書式に変換することができます。
・ダッシュボードと「見える化」:意思決定者は、受賞実績のあるダッシュボード デザイン ツール「Crystal Xcelsius(TM)」を使って構築されたビジュアルなダッシュボードを通じて、完全対話型による意思決定が可能になります。
・Microsoft環境内のライブデータ:ユーザーは、「ライブ」な企業データをMicrosoft OfficeやSharePointなどの使い慣れたツールから直接アクセスし、使用できるようにします。アクセス対象のデータは、「ライブ」であるためにその場で更新でき、しかもその間、Officeで行った書式設定や計算を維持できます。
・実績ある、オープンなBI プラットフォーム:実績ある「BusinessObjectsXI」のBIプラットフォームと同じコードベースで構築されているため、「Crystal Decisions」のアーキテクチャはオープンで信頼でき、企業が既に投資して獲得した既存のデータソース、アプリケーション、プラットフォームを引き続き活用できます。
・短期間での導入オプション:BI
機能を直ちに活用できるようにするため、短期間で導入できるように設計されています。リーズナブルな価格のこのパッケージには、ソフトウェアライセンスからテクニカルサポート、ソフトウェアアップデートやメンテナンスサービスに至るまで、BI
機能を開始するために必要なすべてが装備されています。
ガートナーの中堅企業担当のリサーチ バイス プレジデント、ロバート アンダーソン氏は、次のように述べます。「BI は今年、中堅企業の CIO の IT関連最大の関心事に挙げられています。各ベンダーは、このような切迫した背景をふまえ、特に成長著しい中堅市場のニーズに対応できる BIソリューションに取り組むことが重要です」
■出荷と価格
「Business Objects Crystal Decisionsプロフェッショナル」は、日本語を含む 12カ国語(英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、オランダ語、スウェーデン語、日本語、韓国語、繁体字中国語、簡体字中国語)対応で、ビジネスオブジェクツの販売代理店を通じて2007年8月1日より出荷します。価格は、5CAL4,900,000円(税別)~です。すでに「BOCDスタンダード」を利用中の顧客は、当初の購入価格と「BOCDプロフェッショナル」の定価の差額のみで、「BOCDプロフェッショナル」にアップグレードできます。
ビジネスオブジェクツ社の中堅企業向けソリューションに関する詳細は、次のWebサイトをご覧ください。
<http://japan.businessobjects.com/smallbusiness/>
<ビジネスオブジェクツについて>
ビジネスインテリジェンス(BI)誕生以来、そのパイオニアとして業界をリードしてきたビジネスオブジェクツは、インテリジェントな情報活用を提供することによって世界のビジネスのあり方を真に変革します。また、状況把握や意思決定に光を当てることにより、44,000社にのぼる導入企業のビジネスをサポートします。ビジネスオブジェクツは、革新的テクノロジ、グローバルなコンサルティングおよびトレーニングサービス、業界で最強の最も幅広いパートナーネットワークを組み合わせることにより、インテリジェントで正確かつタイムリーな情報に基づく柔軟な意思決定を、規模を問わずあらゆる企業が実現で きるように貢献します。
ビジネスオブジェクツは、米国のサンノゼおよびフランスのパリの2社本社制です。同社の株式は米NASDAQ(シンボルBOBJ)、および仏EURONEXT Paris(ISIN:FR0004026250-BOB)にて公開取引されています。
ビジネスオブジェクツ、ビジネスオブジェクツのロゴ、BusinessObjects、Crystal Reports、Crystal Decisions、Web Intelligence、Intelligent Question、Xcelsiusは、米国Business Objects社、もしくはその他の国のビジネスオブジェクツの商標または登録商標です。この文書中に掲載または言及された他の会社名、製品名、ブランド名は、各社のそれぞれの商標または登録商標です。
ご参考:Crystal Decisionsの事例
ワシントン州の中央部に位置する医療機関、コロンビア バレー コミュニティ ヘルスケア(Columbia Valley Community Healthcare)では、医療設備が不足するコミュニティに対し、内科や歯科などの健康促進サービスを提供しています。この医療機関では、患者のデータをリアルタイムに集計することによって患者の病状を合理的に管理し、患者の症状を改善させ、最終的には救命にも役立てたい考えです。
コロンビア バレー コミュニティ ヘルスケアのCIO、マイク ホッジソン氏は次のように述べます。「われわれの第一の目標は、患者に最良の治療を提供することです。Crystal Decisionsは、医師をはじめ、症例管理者や薬剤師、栄養学士にいたるまで、その患者の治療に携わる全員に患者の重要な情報を提供できるようにします。Fortune 500に入る企業であり、BI の効果を十分に理解している当社から見ると、この製品は驚くほど洗練されていて、利用するのが楽しみです。」
カリフォルニア州アービンに本社を置くベサニーグループ(The Bethany Group LLC)は、米国の数家族共用の土地管理企業で国内50位以内に急成長中している1社です。同社はビジネスを正確に捉え、様々な視野から統合された展望を役員レベルで共有できるようにするため、BOCDの導入を決定しました。
ベサニーグループのプログラミングおよび分析ディレクタ、ロブアイツェン氏は次のように述べます。「まるで地図を使わずに国内をトップスピードで巡っているような感じがしました。当社の経営幹部は、ビジネスをシンプルな操作で正確な情報をわかりやすく映し出し、必要とするビジネス情報に迅速にアクセスできる手段を求めていました。Business Objects Crystal Decisionsの価格と使いやすさを考えると、成長企業がなぜこれを利用しないのか、不思議です。」
メイン州で集中治療施設を運営するセントラル メインメディカルファミリー(CMMF)もまた、ビジネスオブジェクツの顧客企業です。同施設は、メイン州内のルイストン、ブリッジトン、ラムフォールドで運営されていますが、これら3つの治療施設間で財務情報を統合し、レポーティングを機能させることを必要としていました。Business Objects Crystal Decisions
は、目標に対する売上を簡単に追跡したり、患者の要望に応じてスタッフを配置したりするなど、効果的に洞察力を得られるようにし 、CMMFの全体的な効率化とコスト削減に貢献しています。
ルイストンのCMMF財務担当バイスプレジデントのウェインベネット氏は次のように述べます。「当社は、正確な情報を中央一元的に管理できるソースを必要とし、それによって全ての病院のマネージャがその情報を活用できるようにしたいと考えていました。Business Objects Crystal Decisionsを導入して以来、パフォーマンスレポーティングを全て統合し、カスケード型ダッシュボードを構築し、そこへ情報を格納しました。
ビジネスオブジェクツにより、洞察力が強化され、重要な情報に素早くアクセスでき、その情報に基づく適切なアクションが可能になりました。」